「教養力」という深みをもった人間へと成長する道筋 第 1,975号

 ネットなどを使って誰もが手軽に情報収集

できるようになった現代。すき間時間にSN

Sを見る、スマホでニュースフィードに

流れてくる情報を見る―こうした手軽

なインプットの「量」に比例して、

集めた情報は本当に「自分のも

の」になっているだろうか?

 専業作家として、日々膨大なインプット、アウ

トプットを行う著者が教える、学んだ知識を

「本物の教養」に変える知的生産術!

 私は、毎月平均2冊のペースで本を出し、

抱えるコラムや連載などの締め切りの

数はひと月あたり約90になる。

 ひと月に書く原稿の分量は、平均して1,200

ページ、字数にして約50万字にもなる。

 この膨大な創作活動は、膨大なインプット

に支えられている。執筆のために、多い

月では500冊以上の本に目を通す。

 情報収集・分析も、私の専門領域だ。

 世の中で起きている出来事をタイムリーに

知るために、全国紙・地方紙から業界紙ま

で含め、合計10紙ほどの新聞に目を通す

のも欠かせない日課になっている。

 ただし、単に大量のインプットを

しているわけではない。

 読みとった情報を1冊に集約させるノート

を作ったり、学んだ内容を学生に教えたり、

ラジオ番組で話すなどして、アウトプッ

トも意識的に行い、「身につく」読

み方をするよう、心がけている。

 インプットと合わせてアウトプットを行う

ことで、読んだ情報は本物の教養

になるのである。

 考えてみてほしい。すき間時間にSNSを見る、

スマホでニュースフィードに流れてくる情報を

見る、こうした手軽なインプットの「量」に

比例して、集めた情報は本当に「自分の

もの」になっているだろうか。

 漫然と情報過多の海に飛び込み、たまたま

目に触れた情報を単に得ているだけ

では何も身につかない。

 インプットとアウトプットの両輪がそろう

ことで、得た情報が自分の知識に

なり、教養になる。

 これが「教養力」という深みをもった

人間へと成長する道筋だ。

 「教養力」とは、想定外の出来事に直面した際、

そのつど自分の頭で考え、適切に対処する力だ。

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  今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝! 

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