いい関係を築くためには共通の趣味を持つのが良い 第1,426号

 最大の敵は「酒」「性欲」「金」だった! 忍者

研究の第一人者が、400年前の忍術書から

〈忍びの情報学〉を伝授する。

 日中は僧侶や旅人に化けて話を聞き出して

いた。「酒、淫乱、博打で敵を利用せよ」

「人の心の縛り方」など忍術書の81の

教えから、忍者の本当の姿を克明

に浮かび上がらせる。

 戦国時代の忍びは、 敵国への侵入、情報収集

などを行った。もっとも重要な職務は、 敵

方の状況を主君に伝えることであるため、

極力戦闘を避け、 生き延びて戻っ

てくる必要があった。

 忍びの必要な要素の一つ。軍術はいうに及ば

ず、諸芸に通じていて、詩文あるいは謡、

舞、小唄、拍子、物まねなどの遊芸

に至るまで、適時使うことができ、

時間を埋めることができる者。

 その土地の人々から情報を聞き出すためには、

仲良くなって言葉巧みに情報を引き出す能力

が必要。忍者は、天井裏から聞き耳を立

てているようなイメージがあるが、

実際には、人と仲良くなって

情報を聞き出す陽忍のほうが多かったようだ。

 ネットワークを構築する。日ごろから諸国

に知人を作り、情報網を築いておく。

 事が起きてから急に関係を持とうとしても難しい。

普段から関係を築くには、詩歌、連歌、俳諧、

茶の湯などの遊芸の類をする。そして

諸国に知己をこしらえ、自分の名

を世間に知られるようにしておくのがよい。

 どのようなことがあっても、その当時流行っ

ていることを身につけておけば、

各地に通じやすい。

 何かあってから情報を得るために奔走するのでは

なく、日頃から各所に知り合いを作っておけば、

常に情報が入るし、何か起こった時にはそ

の人物を頼って情報を得たり対策を

とったりすることが可能だ。

 「芸は身を助ける」とのことわざもあるとおり、

いい関係を築くためには共通の趣味を持つの

が良い。利害関係のない付き合いをする

ことは、さまざなま面で頼りとなるものだ。

 言いにくいことは酒の席で言う。

 日々の生活すべてが修行。

 修行の第一は、儒学の書、軍書などを数多

く読み、何事も広く学び、山野を歩き回

り、寒い暑いも我慢して夜道を歩き、

深夜にも高山を登り、厳寒であっ

ても山奥の谷に降り、暑中で

あっても怠ることなく精神

を集中させ、鍛錬することを修行の第一とする。

 忍者にとって修行は、総合的

能力を高めること。

 文武両道を実践するため、まずは学問の素養

を身につける必要がある。これも特定の分

野だけでなく、さまざまな領域にわた

る広い素養が求められた。その

上で、肉体的鍛錬を行った。

 その際は筋肉をつけるのではなく、忍耐力を

高めるために、暑さ寒さ、昼夜にかかわら

ず、高山に登ったり険しい谷に降りた

りすることを繰り返すことで、

久力および瞬発力の強化にも繋がったのだ。

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 今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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