いざというときに自分が社長と代わる覚悟をもっている人だけだ = 3-2 = 第1,417号

 多様性を教えてくれた、携帯電話のドブ板

営業時代。私は携帯電話会社でドブ板

営業していた数年間に、それこそ

スタンフォードのMBAより

貴重な体験や学びをしたと思っている。

 若いときに結婚したので、一人暮らし自体が

初めてだったし、スタートしたばかりの

会社は人間関係が大事だから、とに

かく毎晩、同僚と飲みに行って

いた。いわゆる飲みニケーションだ。

 偉い人とも行くし、現場の若い人とも行く。

もう毎晩、めくるめくるディープ大阪ナイト。

 生れてはじめてのそういうコミュニティの中に

どっぷりつかって、人と人の生身の付き合い

をした。本当にベタベタの大阪営業マン

をやっていた。それが面白かった。

 この2つの体験は、くどいようですが、スタン

フォードのMBAプログラムで学んだこと

より、よっぽど経営に役立っている。

 実際、その2つの体験がなかったら、産業再生

機構の仕事も出来なかったと思う。

 指一本の執念が勝負を決める。経営者が重要な

意思決定をするときは、もう絶対寝不足だ。

寝不足とストレスで、みんなボロ

ボロの状態で意思決定する。

 プロから聞いた話だが、テニスの世界では、

世界ランキングのトップワンハンドレット

というのは、ほとんど技量の差がない

という。実力はほぼ均衡している

と。じゃあ、何が勝負を決する

といったら、指一本の執念なのだ。

 トップまで行くやつというのは、やっぱりその

辺の集中力、執念というのが、人間業じゃない

くらい凄い。それはスポーツだけでは

なくて、どの分野でも同じだ。

 世の中には、頭のいいやつなんか、腐るほど

いる。問題は追い詰められた状況下で、ど

れだけ目の前の問題の何かが重要で、

何が重要じゃないかということ

を整理して、最終的に決断できるかどうかだ。

 ガバナンスの本当の仕事は、

社長の首を切ること。

 よく世の中でいうガバナンス論というのは、

私から言わせればおままごとだ。いざと

いうときに経営者の首を切れるか

どうかが、ガバナンスのすべてだ。

 実際、社長の首を切るというのは、ものすごく

度胸がいることだ。なぜなら、その結果、

業績が悪くなるかもしれないし、最悪

の場合、その会社が倒産してしまう

かもしれないから。そのため、

本当のガバナンスを効か

せられる人という

のは、いざというときに

自分が社長と代わる覚悟をもっている人だけだ。

 再生機構では41社をガバナンスした。それは

機構が株を持っていて、国がやっているから

出来た面もあるが、具体的な面で迫力を

効かせられるのは、「だったら俺、

社長代われるよ」と言えるか

どうかなのだ。そこに尽きてしまうのだ。

 銀行なり、ファンドなりが文句を言うのは簡単だ。

最後の最後は、自分がCEOとして代われます

か、ということだ。それがないと結局、

企業統治というのは、迫力がない。

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 今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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