いつも志を高く持って”生きていくんだぞ”と教えてくださった先生との縁 第 438 号

 幅広い世代に多くのファンを持つ『心に響く

小さな5つの物語』。

 そこに収められた「縁を生かす」について、

本書の愛読者であるお二人が語る

心に響く物語とは──。

────────[今日の注目の人]───

☆ ある担任の先生との出逢い ☆

皆藤 章(京都大学大学院教授)
  ×
今野 華都子(アイテラス社長)

───────────────────

【今野】
 私は小さい頃から体弱かったために、友達と

外で遊ぶことができず、静かに本を読んで

いるのが好きな子でした。

 そのため、なかなかクラスの子たちとうまく

交われずに一人ぼっちでいることが

多かったんですよ。

 そんな私にある日担任の先生が、「燕雀安んぞ

鴻鵠の志を知らんや」という

言葉をくださいました。

 まだ子供の私には難しい言葉でしたけど、

「おまえはな、燕や雀じゃないぞ。

いまの生き方を大事にしなさい」って。

嬉しかったですね。

 そうか、いまは自分のことを分かって

もらえなくてもいいんだって

思えましたから。

 以来、それが自分の一生を支える

言葉になりました。

 私は体が病弱で人よりも体験できることが

少ないから、その分本をたくさん読む

ことで様々な疑似体験をしていく。

 そうやって登場する人物の思いを汲み取る

ことで、少しずつ自分を育てて

きたように思います。

 ですからその頃から本を読むのがかなり

早くて、一日に五冊とか毎日のように

読んでいました。

 そんな私を見ていてくださった先生が、

いつも志を高く持って生きていくんだぞ、

と教えてくださったのだと私は

思っています。

【皆藤】
 その担任の先生との縁を拠り所に、今野さんも

また今日まで歩んでこられたわけですね。

 私は仕事を通じていろいろな悩みを抱えた方

と出会ってきましたが、これも一つの

縁なんですね。

 ですからこの「縁を生かす」を読ませていただく

ことで、出会ったことの責任を果たしていくとは

どういうことかと考えるようになりました。

 いま、私が思うところは、心理的にという

意味ですけど、……

※『小さな5つの物語』を巡って縦横に語られる

お二人の話の続きは、本誌(最新号)にて

お楽しみください!

 『致知』2016年10月号 

        特 集 「人生の要訣」P60   

 今回も最後までお読みくださり、ありがとう

              ございました。感謝!

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