その時々で柔軟に方向を変えていく姿勢が大切である = 2-2 = 第1,152号

 ♣♣成功する社会起業家の6つの資質。

1.間違っていると思ったら

         すぐに軌道修正する。

 目標に近づくためには、目の前の課題、

新たなチャンス、環境の変化などに

対応して、その時々で柔軟に方向

を変えていく姿勢が大切である。

2.仲間と手柄を分かち合う。

 手柄や名声を独り占めせず、仲間たちと

分かち合う姿勢も、社会起業家として

成功する上で欠かせない。

3.枠から飛び出すことをいとわない。

4.分野の壁を越える。

 既存の組織から独立すると、専門分野の

壁を越えて多彩な人々の協力を得やす

い、という利点もある。

5.地味な努力を続ける。

 多くの社会起業家は、何十年ものあいだ

目立たず地味な努力を続けている。

 この地道で目立たない、絶え間ない取り

組みが、世界を変える原動力となる。

6.強い倫理観に支えられている。

 モチベーションの陰にある倫理観を抜き

にして、社会起業家を語ることはできない。

 問題の捉え方、問いの立て方、気質、

能力などの面では、一般の起業家

と社会起業家に差はない。

 違うのはビジョンの性質である。

 世界最大の靴メーカーを築きたいと野心

を燃やすか、世界中の子どもに予防

接種を受けさせたいと願うか、

その違いである。

 そう、社会起業家は強い倫理観

に支えられているのだ。

 社会起業家ファビオ・ロサはいう。

 「暮らしやすい社会をつくるため

に、少しでも役に立ちたい。

 僕は自分の夢、思い、アイデア

のままに生きている。

 だから今の活動をしている。

 ただそれだけさ」

 このような意欲の源は何だろう。

 それは現状を変えずにはいられない、

自分がやるしかない、とのやむに

やまれぬ思いである。

 私はこの本の取材を始める前、社会起業

家は、「世の中や他人のために尽くし

たい」との思いに突き動かされて

いるのだろう、と想像していた。

 だが、そうではなかった。

 彼らは自分の熱い思いに従い、本能の

赴くままに行動しているのである。

 そしてそのような行動を通して、

得がたい褒美を手にしている。

 世界の中心はここにある。

 あなたの立っているこの場

所が、世界の中心なのだ。

 この本のタイトルにある「世界を変える」

といったときの「世界」とは、サハラ

砂漠やアマゾンの熱帯雨林、難民

キャンプや紛争地のことではない。

 世界の問題は、どこか遠い外国や、

国家間の問題、安全保障や地球

環境問題といったグロー

バル・イシューだけではない。

 同じように、個人個人の目の前に、それ

ぞれの場所に大切なことは存在し、いま、

あなたが立っている、この場所が、

世界の中心なのだ、と。

デービッド・ボーンスタイン『世界を

 変える人たち。社会起業家たち

  の勇気とアイデアの力』

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今回も最後までお読みくださり、

             ありがとうございました。感謝!

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