チャレンジ精神だけは失ってはならないと考えている = 2-2 = 第 962 号

 パークは24時間眠ることなく

3交代で動いている。

 閉園から開園までの限られた時間に

数々の業務をこなすキャストがいる。

 東京ディズニーランドでは毎晩200人

の清掃担当が、朝一番に来園された

赤ちゃんがどこを這っても

いいように徹底的に清掃する。

 アトラクションの安全点検やメンテ

ナンスも、夜を徹して行われる。

 国内のどのレジャー施設と比較しても、

どこよりも美しく清潔であり、どこ

よりも素晴らしいサービスを

提供できる場所でありたい。

 ディズニー社のアイズナー会長が、ある

インタビューに答えてこう言っている。

 「ディズニーの秘密なんて別に複雑

でもなんでもないし、定型もない。

 ゴミが落ちていたら拾って

清潔にしておく。

 人々にやさしく接し、

笑顔で対応する。

 魅力的であること

 それは大それたことでもなんでも

ないんだ」私も同感だ。

 当たり前のことを当たり前にやる。

 テーマパークは生き物である。

 進化を止めたとき、それは

老化の始まりである。

 東京ディズニーランドは、

永遠に完成しない。

 東京ディズニーシーを計画するに

あたり、ディズニー社と何回も

コンセプトを話し合った。

 ディズニー社と日本のコンセプトチーム

は精力的にウォルト・ディズニー・

ワールドを見て回った。

 リゾート内のそれぞれのパークが

どのように造られ、どういう役割

や目的を果たしているのか。

 リゾート戦略の根幹ともいうべきことを

ディズニー社は丁寧に教えてくれた。

 そのおかげでコンセプトチームのメンバー

は、わずか1週間でリゾートに関する

知識と経験が膨らみ、それが東京

ディズニーシーのコンセプト

作りへの根幹となっていった。

 ディズニー社とのプロジェクトは、完成

図面ができて次に建設という割り

切り方ができない。

 デザインの詳細化と建設が

同時並行で進んでいく。

 建設現場にはフィールドアートディレクター

と呼ばれる人たちがいて、図面では表現

できない芸術的な形、造型、色彩

などを現場で直接指示し、その

場でデザイン確定をしていく。

 ディズニー社のこだわりに応えるために、

オリエンタルランドの担当者たちは

死力をつくしたといってもよい。

 家具や床に使う石などの素材も、よい

ものをできるだけ低コストで調達す

るために知恵を絞ってくれた。

 東京ディズニーシーのグランドオープン

前、この建設に携わった建設会社、協力

会社の人たちとその家族を招いて終日

東京ディズニーシーを楽しんでもらった。

 そのときのかれらの表情は、まったく

新しいテーマパークを自分たちの手

で創り上げたという満足感で

輝いていた。

 一緒に来た子どもたちに、「これが

お父さんの創ったパークだよ」と

自慢してもらえる仕事になった

ことは、私にとってうれしかった。

 「テーマパークは永遠に完成しない」と

ウォルト・ディズニーが言ったように、

なすべきことはまだまだある。

 チャレンジ精神だけは失っては

ならないと考えている。

 加賀見俊夫『海を超える想像力:

  東京ディズニーリゾート誕生の物語』

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今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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