中国は相手が弱くなった箇所に攻め込むのが大得意 第 694 号

 「中国は脆弱な国、恐れるに足らず」「中国人は

本当は日本と日本人が大好きだ」

 歴史的視点でビジネス戦略、現代社会、

生き方を読み解く

 中国の海洋進出は軍事的プレゼンスの拡大とか、

海洋権益の確保などという今日風な目的以前に、

19世紀から20世紀前半にかけて、日本を含

む列強に奪われた「青い領土」を取り

返すという感覚が強いのです。

 一言でいえば、「レコンキスタ(失地回復)」。

 もともと自分たちのものなのだから、それを奪い

返すのは彼らにとって「侵略」に当たらない。

 その振る舞いが近隣諸国には高圧的に映るのです。

 中国は、南シナ海をあくまで「失地回復」

であり、国内問題だと考えている。

 地政学では、富を求めて海に張り出そうとする

ランドパワー(陸上勢力)と、それを抑え込も

うとするシーパワー(海上勢力)相克が

人類の歴史と考える。

 ランドパワーの雄である中国が失地回復を目指して、

海に張り出してきたのが今の局面といえるでしょう。

 歴史的にみると、世界に覇を唱えた大国は、

常に支配海域を内海化してきた。

 同様に覇権の拡張期にある今の中国も、東シナ海

と南シナ海の内海化を目指している。

 東シナ海の要は台湾で、中国政府は台湾だけは

何としても、手に入れたいと考えている。

 戦争してでも獲りにいく腹を固める一方で、

台湾との経済的、文化的な交流を深めて、

事実上の同一経済圏や文化圏に巻き

込んでいく同化政策も視野に入れている。

 中国は第一列島線(沖縄、台湾、フィリピン、

ボルネオ島に至るライン)を自国の防衛線

と考えていて、海軍を展開している。

 台湾を獲って第一列島線をシーレーン(海上

交通路)とした場合、中国にとって

の懸案は沖縄の存在です。

 沖縄を獲れば東シナ海は完全に内海化

できますが、米軍が居座っている現状

では武力で獲るわけにいかない。

 しかし、沖縄と日本政府の対立状況に、

北京はほくそ笑んでいることでしょう。

 地政学的な観点から中国の海洋進出について

説明してきたが、そこに統一的な意思や戦略

思想があるのかといえば、実はないのでは

ないかと私は考えています。

 要するに戦略ベースではなく、能力ベースで

「できることは全部やる」ということ。

 AIIBも主導するし、インフラ投資や

裏金で地域の国々を買収する

 人工島を造れば、空母も建造する。

 「カネがあるのだから、やれることは全部

やってしまえ」という戦略なき戦略です。

 中国のもうひとつの行動原理が「抵抗最弱部位」。

 中国は相手が弱くなった箇所に攻め

込むのを大得意にしている。

 空白地帯を中国は突いています。

 在日米軍が沖縄から撤退することにもなれば、

一気に中国の攻勢が強まるのは間違いありません。

 奥山真司

  『南シナ海紛争:なぜ習近平はアメリカと

    近隣諸国を敵に回すのか』の掲載雑誌

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今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。感謝!

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