人としての行い.上に立つものの心得.人間関係の作り方.人間のあるべき姿 第1,045号

 著者は教育学者・心理学者

として知られる。

 本書が出版された当時(大正時代)の学界・

教育界に一大波紋を投げかけ、今日の

早期音楽教育の考え方の基礎をつくった。

 早期教育が混乱した形で主張・実践

されている現代教育界の原典で

あり、警鐘書でもある。

 幕末維新の時代に活躍した志士たちは、

わずか20代で指揮官として、大軍

を率いている場合が多い。

 なぜ彼らは、若いにもかかわらず幕府

を倒すために、戊辰戦争などで、多

くの部隊や大軍を統率すること

ができたのか考えてみたい。

 一つは、武士の早期教育が背景

にあるのではないか。

 下級武士出身が多いといわれる志士

たちは、身分は低くてもそれぞれの

藩で、武士になるための基礎的な

学問や鍛錬を徹底的に仕込まれる。

 たとえば江戸時代の薩摩藩には

郷中教育というものがあった。

 小さい頃から、年長者と一緒にグループ

をつくり、そこで団体行動の大切さ

を教わり学ぶ。

 先輩からこういう場合はどう対処すべ

きか、問題を出され、それについて

考え即答しなければならない。

 常に頭の中でシュミレー

ションをさせられる。

 そういったことを繰り返し、薩摩武士

の心構えを身をもって学ぶ。

 郷中教育の掟は「負けるな、嘘をつくな、

弱い者いじめするな」ということになる。

 これを年少の頃から叩き込まれる。

 そしてこの郷中教育の聖典といえる

のが、『島津いろは歌』である。

 この歌は「いろはにほへと」を頭文字に

して、短歌が連なり、人としての行い、

上に立つものの心得、人間関係の

作り方、武士のあるべき姿を歌っている。

 これを作ったのは島津忠良で

あり、島津義弘の祖父である。

 忠良は島津家中興の祖といわれ、これ

までの人生経験や身を持って学んだ

知恵を47首の歌にした。

 薩摩の武士たちは子どもの頃からこれを

繰り返し暗唱して、武士としての

振る舞いを身につけた。

 近年、暗唱の大切さがふたたび

見直されている。

 一見、無意味に思われてきた、繰り

返し文章を音読する勉強法は、今

の時代にも十分通用する。

 古典や漢籍を意味もわからず暗唱する

ことで脳を鍛えた武士たちは、明治

時代になり外国語の習得に

大いに役立った。

 ドイツ留学組の人々は、ドイツ語の

難しい文法を暗記するのに、漢文

の素読で養われた記憶力が活用できた。

 ちなみに幕府側の大物サムライ、勝

海舟の勉強力も凄まじかった。

 オランダ語の字引を全58巻

を2組写筆した。

 また勝はその勉強力に加えて、

剣術と禅修行を徹底的にやった。

 剣と禅をやることで度胸がついた。

 いろいろな刺客に狙われたようだが、

全然びくともしなかった。

 彼は超天才的な頭脳を持ちながら、

剣と禅により最高レベルの胆力

を持っていたことになる。

 リーダーとしては最強である。

 吉田松陰の教えを受けた高杉晋作も幼い

頃からサムライ教育により、難しい漢文

などをスラスラと20代で書いている。

 晋作はどんなにたくさんの書物を読ん

でも、どんな勉強をしても、忠義や

孝行を知識として知っていても、

行動しなければ何の意味も

ないことを知り抜いていた。

 そのため、若いときから遊び回り、

乱暴をしながらも、疾風迅雷の

行動力を持っていた。

 この勇断果断の決断力は、幼い頃

からのやんちゃ精神で鍛え抜か

れた胆力に他ならない。

 小さい頃からの修羅場経験と早期

の教育は、偉大なリーダーへの

大切な第一歩といえる。

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今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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