人間的な魅力というのがないと一流にはなれません 第1,309号

日本女子テニス界において、
17年の長きにわたってトッププレーヤー
として活躍を続けた杉山愛選手。

そんな杉山選手が、世界のツアーで
結果を残すために必要な能力として
挙げているのが、「人間力」です。

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 杉山 愛(元プロテニスプレーヤー)
    ×
 村上 和雄(筑波大学名誉教授)
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【村上】
お見かけする限り、愛さんはプロの選手としては
かなり小柄なほうだと思うのですが、
どのように戦ってこられたのですか。

【杉山】
自分の武器はフットワークでした。
あとは反応の速さとか、スピードですね。
海外の選手には180センチ、190センチある選手もいて、
そういう選手は特にパワーがあってリーチもあるので、
160センチしかない私には不利な面がかなりありました。

でも世界に挑戦するには、ない物ねだりしても始まらないので、
自分の武器は何か、強みは何かということを明確にして、
それを軸に戦っていく必要がありました。

若い頃にはそういうことは分かっていなかったのですが、
世界と戦う中で、自分としっかり向き合って、
自分を知るということはすごく重要なことだったと思います。

【村上】
技術的なものに加えて、長く海外での生活を
強いられるわけですから、適応力も求められますね。

【杉山】
日本から出たくないと言ってしまうと
試合の舞台にも立てないので、そこに選択の余地は一切ありません。

テニスの世界には全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、
そして全米オープンという四大大会(グランドスラム)があって、
その最高の舞台でどれだけ自分のパフォーマンスを
発揮できるかにかかっているので、
順応性というのは海外で活躍するためには必須ですね。

常に自分をその場その場の環境に
フィットさせていくことが大切で、そこをどれだけ
楽しみながらできるかが大きなポイントだと思ってやってきました。

【村上】
そういう意味では、世界で戦っていくには
多様な能力が必要になってくるわけですね。

【杉山】
そうですね。技術だけあっても世界のツアーで
結果は残せないと思いますので、
総合力というか、人間力を高めていくことが、
結果に結びついていくのではないでしょうか。

【村上】
それはどの分野においても言えることで、
いくら才能があって、努力を積み重ねていても、
人間的な魅力というのがないと一流にはなれません。

おそらくある程度まではいくと思いますけど、
本当にいい仕事をする人には、
人間力というか魅力というのが非常に大切だと僕は思いますね。

そういう意味では、愛さんはどんなところに
自分の魅力があるとお考えですか。

【杉山】
それはどうでしょうか(笑)。
人から評価されるものだと思うのでよく分かりませんけど、
自分が自分らしいなということで言うと、
やれることはすべてにおいてベストを尽くすことを
ずっとやってきたという自負はあります。

17年間大きな怪我もせずに、年間4回あるグランドスラムに
16年連続で出場することができて、
連続グランドスラム記録62回というのは
ギネス記録にも認定されました。

【村上】
それはすごいな。

【杉山】
もっとも、最近ではロジャー・フェデラー選手に
抜かれてしまいましたけど(笑)。

 『致知』2016年3月号

       連載「生命のメッセージ」P102

  今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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