体を動かし働くために天から手足を与えられている 第 968 号

 フィギュアスケート選手の羽生弦さんが

出演したことでも話題となった2016年

公開の映画「殿 利息でござる」を

ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

 江戸時代、仙台藩の吉岡宿で宿場町の

窮状を救った人々の実話をモデルに

した磯田道史さんの歴史小説『穀

田屋十三郎』が原作となっています。

 存亡の危機に直面していた吉岡宿

がなぜ再興できたのか。

 再興の道標となったのが、商家

に伝わるある教えでした。

 その教えこそ『致知』3月号特集で紹介

している『冥加訓(みょうがくん)』

なのです。

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 本田 耕一(「冥加訓」を読む会代表)

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 『冥加訓』の著者は関一楽という

江戸時代の儒学者です。

 一楽は備前岡山藩の医者でしたが、

豊後岡藩(大分県竹田市一帯)に

招かれて藩の儒者となります。

 私塾を立ち上げて藩士の子弟達に『論語』

『大学』などの中国古典を教えるのです

が、『冥加訓』はその手引き書と

考えられています。

 それだけに人間がどのようにしたら長寿

がまっとうできるのか、飲食や仕事の

心得、親子、夫婦のあり方など誰

にでも分かるように実に具体

的に記されています。

 「朝は日の出とともに小鳥の囀りを聞い

て起床し、手水で顔を洗い、髪を結い、

身嗜みを整えてそれぞれの家業と

する天職に励みなさい。

 王と身分の高い人から庶民に至るまで分

相応の役目があり、上に立つ人ほど

役目も重くなります」

 「とかく体を動かし手足を惜しまず使い、

与えられた職を全うすることです。

 働くために天から手足を与えられている

のであり、自身は楽をして人を使って

働かせ、人を苦しめてはいけませ

ん」『冥加訓』については

現在、地元・竹田市の

有志が「冥加訓を

読む会」を立ち上げて研究されています。

 代表の本田耕一さんにご登場いただ

いた『致知』の特集記事をぜひ

ご一読ください。

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古典が教える人間学は、ぜひ『致知』で
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『致知』2018年3月号

  特集「天 我が材を生ずるに

        必ず用あり」P56

今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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