先入観や判断を洗い流し、そっくりまるごと受け止める 第 304号

 幕末に活躍した勝海舟。江戸城無血開城など、

歴史の舞台で華々しい活躍をしていますが、

 その一方で義理人情を終生欠かさない

人物でもありました。

 本日は、そんな勝海舟のちょっといいお話を

お届けします。

────────[今日の注目の人]───

 ★ 勝海舟のちょっといい話 ★

石川 真理子(作家)

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 思うに人の一生は平坦ばかりではなく、

山もあれば谷もありますが、そのどれもが

関だと言えるのかもしれません。

 例えば人は成功すれば驕りが生じてきます。

 この驕りという関もまた越えていかなければ

なりません。

 考え方によっては逆境にある時よりも実は難しい

関なのかもしれません。

 では海舟はどうだったのでしょうか。

 若い頃は生活に苦労した海舟でしたが、晩年お金に

困らなくなってからも

 一汁一菜に徹して、煎餅布団の上に座り、普段から

粗末な服を着ていたといいます。

 ところが他の明治維新の元勲と言われた人物たちの

多くが、豪邸を建てて贅沢な食事を

楽しんでいたのです。

 そのことに対して、海舟は事あるごとに

怒りを露わにしていたといいます。

 幕末にあれだけ立派な人物たちの命が失われ、

その血の上にいまがある。

 そのことを君たちは忘れたのか、と。

 その一方で、海舟は粗末な衣服を身にまとい、

かつては海舟よりも身分の上だった役人たちの家を

訪れては、それとなく世間話をした上で、

毎回小銭をさっと置いていったといいます。

 元幕臣も、明治の世になるとほとんどが

食うや食わずの生活をしていたわけですが、

海舟は徳川の世は終わろうとも彼らの立場を

重んじた。

 そこには驕りを微塵も感じさせない姿が

見えてきます。

 西南戦争を起こしたために、長らく逆賊と

されていた西郷隆盛の名誉回復のために

政府を動かしたのも海舟でした。

そのおかげで……

※幼少期から苦難の連続だった幕臣・勝海舟には、

どんな魅力が隠されているのか。 

 作家の石川真理子さんがその魅力を語り尽くした

全貌は本誌でお楽しみください!

 『致知』2016年6月号  

     連載「生命のメッセージ」P106

   今回も最後までお読みくださり、ありがとう

              ございました。 感謝!

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『先入観や判断を洗い流し、そっくりまるごと受け止める 第 304号』へのコメント

  1. 名前:TT 投稿日:2016/06/20(月) 04:05:53 ID:f68192db9 返信

    訪問しました。
    なかなか多彩で内容が充実していますね。
    これから時々訪問するようにします。
    お元気で。

  2. 紫式武 名前:紫式武 投稿日:2016/06/21(火) 07:57:16 ID:c32e1d675 返信

    ご訪問有難うございます。
    励みになると共に有難いこと感謝!!

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