北京は日本をアメリカから引き離すためにあらゆる手段を使っている 第 1,894 号

 中国共産党の海外工作ネットワークを

すべて実名入りで解明した、執念の

本格研究、ついに全訳完成!

 世論と政策のキーマンをどう操り、反対者を

沈黙させるのか。おそるべき影響力工作の

全貌が白日の下にさらされる、禁断の書。

 オーストラリア政財界・メディアに介入した手法

は、日本にも使われている!「スパイ活動」の定義

拡大の動きに本書が先鞭をつけた。「中国によ

る浸透工作が半ば完了しつつあった時、強烈

なウェイクアップコールとなったのが、

ミルトン教授による本書「サイレント・

インベージョン」である。本書はオー

ストラリアを変え、アメリカにも

大きな影響を与えた。」

 実際のところ、北京はオーストラリアのこと

を、ニュージーランドと並んで、西洋諸国の

中の「最弱の鎖」であり、アメリカの世界

的な展開を断ち切り、習近平の「中国の

夢」の実現を助ける戦略を実験する

理想の場所だと見なしている。

 華僑の管理は「僑務」として知られ、これは

「社会のあらゆる階層の華僑の取り込みと協

力、状況や構造的な状態が中国共産党の望

むものになるよう、インセンティブや抑

制を通じて彼らの行動や認識を管理す

ることを含む、莫大な工作」と説明

することができるだろう。

 世界に広がる500万人以上もの膨大な華僑を

動員するために、中国共産党はいくつかの資

金豊富な機関によって実行される、華僑を

狙った多方面にわたる極めて精緻化され

たプランを作成しており、このターゲ

ットには100万人を超えるオースト

ラリア在住の中国系市民も含まれる。

 私が本書の執筆のためにリサーチを始めた

2016年後半の時点では、「中国共産党は、

オーストラリアの最も重要な制度機関に

浸透し、影響を与え、コントロールす

るための体系的な活動を行っている」

と論じる人はまだごくわずかであった。

 彼らによれば、中国共産党の狙いは、米豪同盟

を壊し、オーストラリアを属国にすることにあ

るという。もちろん私はオーストラリアが問

題に直面していることは知っていたが、こ

のような見解はこじつけにしか思えなかった。

 日本では、数千人にものぼる中国共産党

のエージェントが活動している。

 彼らはスパイ活動や影響工作、そして統一戦線

活動に従事しており、日本の政府機関の独立性

を損ね、北京が地域を支配するために行って

いる工作に対抗する力を弱めようとしているのだ。

 北京は、増加する中国人観光客や海外の大学に

留学している中国人学生たちを通じた人的な交

流さえも「武器」として使っており、中国に

依存した旅行会社や大学を、自分たちの

ために働くロビー団体にしている。

 北京の世界戦略における第一の狙いは、

アメリカの持つ同盟関係の解体である。

 その意味において、日本とオーストラリアは、

インド太平洋地域における最高の

ターゲットとなる。

 北京は日本をアメリカから引き離す

ためにあらゆる手段を使っている。

 北京は、日米同盟を決定的に弱体化させなけ

れば日本を支配できないことをよく知って

いる。主に中国が使っている最大の

武器は、貿易と投資だ。

 奥山真司、訳ハミルトン教授・著

   『目に見えぬ侵略。中国のオース

           トラリア支配計画』

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 今回も最後までお読みくださり、

   ありがとうございました。感謝!

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