家庭は赤ちゃんがはじめて「心」を学ぶ場所 第1,279号

 幼児才能教育は『全人的教育を目指すもの』

だと理解できます。

 法律学者であったカール・ヴィッテは、1800年

にドイツのロヒョウという村に生まれた。

 父親の名前は、同じくカール・ヴィッテ。

 父親のほうは、片田舎の牧師であったが、

非常に博学な人であった。

 ヴィッテ牧師は、息子の綿密な教育計画を

立て、そして実行した。

 この教育法が功を奏して、9歳でドイツ語、

フランス語、イタリア語、ラテン語、

英語ならびにギリシャ語を自由

に操り、動物学、植物学、

物理学、化学、とり

わけ数学にその才能を発揮したとされる。

 9歳のとき、ライプティッヒ大学に入学し、

1814年、わずか14歳たらずで、数学の

論文で哲学博士を授与された。

 2年後には16歳で法学博士を授与された。

 カール・ヴィッテは、病弱なガリ勉タイプでは

なく、円満で高潔な人柄で周囲の人々から

好かれ、健康にも恵まれた。

 ヴィッテ牧師が究極、目指したものは、「円満な

人格」を養うことであった。

 ヴィッテ牧師には「子どもが幼い間に、首尾一貫

したしつけをしておけば、後々まで周囲に迷惑

をかけるような問題行動を起こすことは

ない」という信念があった。

 子どもの能力を高めるには、「早くから言葉を

教えなければならない」というのが

ヴィッテ牧師の考え方。

 「乳幼児に言葉を教えるときには、同じように重要

なことは、親が毎日、子どもが喜ぶ、面白い本を

たくさん読んであげることだ。それによって、

語彙が豊富になるからだ」とヴィッテ

牧師は力説している。

「幼い子供には、お話ほど大切なものはない」

(ヴィッテ)

 昔話、おとぎ話、童謡などの口承が

言葉の教育に貢献する。

 わらべうたの中には、日本語の持つ美しい雰囲気

が、とても大切に表現されている。そして心地

よいリズム、正しい抑揚、聞きやすい歌

い方により、子どもの中にしみる。

 テレビやビデオは言葉の教育の悪害。

 0から3歳ごろまでの幼児期の記憶は、普通

ほとんど表面の意識にはのぼらない。しかし、

この時期の子育てで、最も大切なポイン

トは、家庭内の雰囲気、家族の調和したムード。

 核となるのが、夫婦相互の信頼と尊敬。

 1歳を過ぎたら、子どもに料理をさせよう。

料理で思いやりや他人の行為がわかる子に。

 子どもは遊びながら成長し、いたずら

が知的能力を開発する。

 家庭は赤ちゃんがはじめて「心」を学ぶ場所。

 基礎学力があれば、将来の選択肢が増える。

 ヴィッテ牧師は、円満な人を育てる

ために、まず言葉を教えた。

 松田雄治『「ヴィッテ式」天才教育』

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今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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