彼女たちの言霊の剣が.僕の胸をズボッと貫いた 第1,046号

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 船橋 康貴(ハニーファーム代表理事)

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 養蜂家として世界一のハチミツをつく

ると評判の船橋さんは、もともとは

シンクタンクの社長でした。

 なぜ社長から養蜂家へと転身

されたのでしょうか?

──養蜂家としての活動は何年

くらい経つのでしょうか?

 今年で7年目になりますが、それ以前

は環境シンクタンクの社長でした。

 環境問題を突きつめてやってきた人間が、

養蜂家になったのは世界中を探しても

おそらく僕くらいだと思います。

 51歳を境にそれまで築いた地位や名誉、

財産すべてを擲って、つなぎ姿で日の

出とともに仕事場に向かう生活と

なり、収入なんてそれまでの

20分の1になりましたからね。

──なぜそれでも養蜂家の道を

選ばれたのでしょうか。

 ある環境問題の講演後に若い女の子が

僕の前に来て、「先生、私たち、子供

を産まないほうがいいですよね」

って話し掛けてきたんです。

 彼女には未来への希望の代わりに絶望し

かなく、「こんなに生きづらい世の中

で、しかも環境までめちゃめちゃ

なのに、これから子供を産み

出すってことは、その子

に苦労を強いることですよね」って。

 それも一人じゃなく、何人か

に言われました。

 同じ時期に中学2年生の女の子が、環境

問題についてインタビューをしたいと

訪ねてきたことがありましてね。

 環境問題って、結局は人間の話になるん

ですけど、話の途中でその子が急に泣

きじゃくりながら、「船橋さん、生

きるって何ですか? 人生って

何ですか?私の周りの友達

がみんな下を向いて病気になっていきます。

 私たちを助けてください」って

叫ぶように訴えてきたんです。

──では、そういった切実な声が

後押しになったわけですね。

 彼女たちの言霊の剣が、僕の

胸をズボッと貫いた。

 自分の無力さを感じるとともに、もう

シンクタンクの社長はやっていられ

ない、そう思ったんです。

 その直後に、たまたま知人に誘われたの

がきっかけである養蜂家を訪ねました。

 実際にミツバチを見たり、75歳の養蜂家

にミツバチが危機的状況に置かれている

ことなど聞いているうちに、僕は稲妻

に打たれたような感覚に襲われて、

ハッと気づいたんです。

 そうか、ミツバチを先生にして教えて

もらったら、きっとすべてが解決

するだろうって。

 51歳で養蜂家に転身した船橋さんです

が、なかなかハチミツは売れません。

 一念発起でヨーロッパに飛んだ船橋

さんを待っていた出来事とは?

「パリの奇跡」の物語が面白い!

●ホームページもぜひ見てください!
http://urx.red/KkzR

『致知』2018年7月号

       特集「人間の花」P48

今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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