彼女の力によるところが非常に大きかった 第 747 号

 DeNA会長、横浜DeNAベイスターズ初代オーナー

春田真氏が明かす、 もうひとつの「不格好経営」

 DeNAの成長と苦闘の歴史の裏側、プロ野球参入

の舞台裏で繰り広げられた知られざる真実を、

冷静かつ大胆に綴った経営ドキュメント!

 春田真氏は、30歳で住友銀行を辞め、

2000年にDeNAに参加。

 財務戦略や上場準備を担当

 2011年、会長に就任、同年12月に横浜DeNA

ベイスターズ取締役オーナーに就任。

 2015年、DeNA取締役を退任。

 本書は、DeNAの創業者・南場智子さんの本

『不格好経営』の舞台裏的な位置づけで

読んでいただけたらと思う。

 DeNAの歴史をひも解いていくと、その時々の

重要なイベントは当然ながら似通ってくる。

 南場さんが表舞台とすれば、私は

その舞台裏を切り盛りする役

 舞台裏の臨場感を感じてもらえば嬉しい。

 M&A案件というのは、そこに何らかの

縁があれば順調に進むケースが多い。

 論理的に説明することは難しい。

 企業買収や合併には、そうした要素が大きく

働いたりするから不思議なものだ。

 相手との縁がなければ、こちらがどれだけ

欲しても実現できなかったりする

 横浜ベースターズの買収でもそうであった。

 プロ野球をビジネスとして見た場合、実はその

規模自体はそれほど大きいものではない

 ところが、その存在感や影響力たるや、同規模

のビジネスのみならず、それを大きく上回る

規模のビジネスをはるかに凌駕する。

 これが日本社会に根付く野球という文化の

大きさなのだと改めて実感させられた。

 大学を卒業した私は、1992年、住友銀行

の銀行員としてスタートした。

 配属先は京都の支店だった。

 元来の融資先は地元で古くから商売をしている

小さな企業や個人事業主が多かった。

 土地柄だけあって、お寺関係の取引先もあり、

さまざまな業種の取引先があることは

新入社員の私でもすぐにわかった。

 バブルの宴が終わったことで、全国の支店

から「融資回収のプロ」のような、肝の

据わった社員たちが集結していた。

 あるとき強面の支店長からある

ノートのコピーを頼まれた。

 コピーをしていると、そこに書かれて

いる内容に視線が釘付けになった。

 なんとそこには京都の実力者たちの裏人脈

のような相関図が、手書きで記されていた。

 その資料を眺めていると、普通の人には

見ることのできない剥き出しの京都

の姿に触れた気分になった。

 支店で学んだ基礎。

 入社してから2年間、窓口業務や事務作業、

督促作業をこなしていったことで、

 私はきちんとした仕事をすること

の大切さを叩き込まれた。

 さらには強面の年配者たちとしっかりと話を

する際の度胸といったものも身につけていた。

 バブル崩壊後、一時関係を断っていたお客

さんのところへ戻ろうという方針になった。

 当然、多くのお客さんから

厳しい言葉を浴びせられた。

 そんなことが続くとさすがにへこんでくるの

だが、人間というのは強いもので、そうした

状況にもいつしか慣れてしまうのだった。

 その段階にまで到達すると、今度は逆に図々しく

なり、厳しいことを言われても受け流し、どうに

か預金を集めようと考えられるようになるのだ。

 こういう図太さを身につけるには、一度

厳しい状況にさらされる必要がある。

 それを経ることで、人はどんな状況にも耐え

られるしたたかさを養うことができるのだ。

 細かいことをあまり気にせず、すぐに次の

ことを考えられる図太さを、私はこの

時期に体得できたと思っている。

 人のつながりというのは、どこでどうなって

自分に返ってくるかわからないところがある。

 相手がどんな人であっても誠実にお付き

合いすることが大切だということを、私

は常に自分に言い聞かせている。

 DeNAの社内で上場準備を一緒にやったのが

公認会計士で、総合企画部の真田智子さんだ。

 実際のところ、書類作成や事務作業

に関して、私はこれまで彼女以上

にできる人を見たことがない。

 短い時間しかない中で、準備がスムーズ

に進められたのは、彼女の力による

ところが非常に大きかった。

 「実務の神様」と呼びたくなるほど、

彼女の事務処理能力は高かった。

 2007年からモバイルコンテンツの業界で

自主規制団体をつくることになった。

 こういう作業をしているときに大切なの

が、必ず紙に落とし込んでいくことだ

 つまり、組織構成から団体規程に至るまで、

話し合いを経て決まったことはすべて

書類として残していくのである。

 こうした作業はDeNAがすべて

引き受け、作成していった。

 これも公開準備のときと同じ要領で、いつ

までもこちら側で抱えないようにした

 できる限り迅速に書類にしていき、それについて

いつでも詰めの議論ができる状態にしておいた。

 DeNAの設定するゴールははるか先にある。

 それだけに、いまだに最終地点に

まで到達できていない。

 春田真

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今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。感謝!

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