情報は必ず一次情報までさかのぼることが重要 第 844 号

 もはやビジネスとインターネットは切り離

せない時代ネット情報を使いこなすコツ

は「収集」「保存」「確認」「編集」

「発信」「共有」「安全」の7つ

の力を身につけることです。

 本書ではこれらのキーワードに沿って豊富

な活用事例を紹介、ビジネスの現場で役に

立つノウハウを一冊にまとめました。

 ネット力アップで仕事力もアップを。

 私自身は、フェイスブックの創業者ザッカー

バーグが生まれた2年後に新聞記者になり、

原稿の書き方ひとつとっても、原稿用紙

からワープロ、パソコンと、四半世紀

にわたって、メディアの現場でデジ

タルの洗礼を受け続けてきた。

 デジタル化された情報のあつかい方は、

紙の情報とは根本から違うようだ。

 その勘所は「整理をしない」

いうことに尽きる。

 情報をあつかう上で最も重要な

ことのひとつが「確認」。

 新聞記者の取材の中では

「裏をとる」という。

 複数の人々の視点を借りることで、ある

出来事や情報についての、様々な側面

や矛盾点なども見えてくる。

 ジャーナリズムでは、三角測量(トライ

アンギュレーション)と呼ばれる。

 ウィキペディアは情報を調べる手始めと

しては良いが、間違いや意図的な偽情報

も紛れ込んでいるので注意が必要。

 情報は必ず一次情報までさか

のぼることが重要。

 情報の内容だけではなく、発信者

を確認することも役に立つ。

 対立するデータを突き合せて

情報の評価を。

 私は原稿を書くときには、まず

真っ先に見出しを考える。

 記者として、デスクや先輩記者に言われ

続けたのが、「一言でいうと、どう

いうことなんだ」です。

 取材が足りなかったり、それをきちんと

咀嚼できていなかったりすると、原稿

は焦点のぼやけた、散漫な内容に

なってしまう。

 そんな時にデスクの口をつくのが、

さっきのセリフだ。

 私は新人時代、デスクから「新聞記事

は10を聞いて1を書く」と教えられた。

 取材では集められるだけのデータを集める

が、記事を書くときには本当に大事な1割

だけを記事に盛り込む、という意味だ。

 それだけ徹底した取材をせよ、ということ

でもあり、情報は思い切って捨てること

残った情報の価値が際立つ、と

いうことでもある。

 米国のジャーナリスト、ダン・ギルモア

も同じようなことを述べている。

 「私には記者としての経験則がある。

 取材で得た情報の1割程度が記事に盛り

込んであれば、きちんと書けたかな

と自分でも自信が持てる。

 つまり事実関係や関連情報を過剰な

ぐらい集めていくと、必然的に

取捨選択が必要になる。

 それは情報を隠すことではなく、本当

に大事なことだけを記事にする

ことにつながる」

 面白かった話から。

 記事の書き方といえば、新人記者の

ころに教わったひとつのコツがある。

 ある市長のインタビュー記事がうまく

まとまらず、取材ノートをめくりなが

ら途方に暮れていたときに、先輩

記者がこう教えてくれた。

 「一番面白かった話から順番に書けば

いい。行数になったらおしまい」

 平和博『新聞記者のネット情報活用術』

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 今回も最後までお読みくださり、

                      ありがとうございました。感謝!

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