料理は未来にずっと残っていく“感動”が必要 第1,649号

池波正太郎や山本健吉、土門拳など、
各界一流の食通たちの舌を唸らせ、
昨年10月にはてんぷら職人として初となる
「現代の名工」に選出された
「てんぷら 近藤」店主・近藤文夫氏。

72歳になるいまなお、人々を感動で笑顔にする
最高のてんぷらを求め、現場の第一線に
立ち続ける近藤氏に、人生・仕事の要諦、
心の支えにしてきた言葉を語っていただき
ました。
…………………………………………
心の支えになった一流の方々の言葉
…………………………………………

当時の山の上ホテルには、
文化人がよくいらっしゃっていましてね。
その中で、特に親しく付き合ったのが、
池波正太郎さん、山本健吉さん、草野心平さん、
それから写真家の土門拳さん。

そうした方々が亡くなる最期まで
私のてんぷらを食べに来てくださった。

ある時、池波さんにこういうことを言われました。

「絶対に天狗になるな」と。

天狗になったらそこで仕事が止まっちゃうよと。

だから私は、これまで天狗になった覚えは一度
もない。天狗にならずに努力を続ければ、
自然と道ができるんです。

それから、私が二十六、七歳の頃、
土門さんに「味」と一文字だけ書かれた色紙を
いただきました。

それまでの私は、単においしいものを
つくるのが味だと思っていた。

でも土門さんの色紙を見ていると、
それは大きな間違いだと分かった。

味は口に未来の未と書くでしょう?

しかも土門さんの「味」は「口」が小さくて
「未」が大きい。

つまり、料理はただおいしいだけじゃだめで、
未来にずっと残っていく“感動”が
ないとだめだと気づかされたんです。

以来、季節に合わない素材は絶対に出さないとか、
守るべき部分をきちっと守りながら、
お客さんが心から喜んで感動するものを
お出ししたいという思いで、
てんぷらを揚げるようになりました。

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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