木材も石油も再生可能エネルギーも太陽から来る 第1,566号

 日本のエネルギー問題は、世界でもまれな「地形」

と「気象」と「既存ダム」で解決できる! 未来に

希望が持てる、目からウロコの新経済論。

 新規のダム建設は不要! 発電施設のないダムにも

発電機を付けるなど、既存ダムを徹底活用せよ

――持続可能な日本のための秘策。

 「日本のダムは、ちょっと手を加えるだけで、

現在の水力発電の何倍もの潜在力を簡単に

引き出せる――。この事実を、今、日

本の人々に伝えることが、数少なく

なった「水力のプロ」としての

私の義務であると考えています」

 今から3000年前、黄河流域には古代文明

が栄えていた。その頃には、この大河の

流域の80%が森林地帯だったと言われる。

 秦の始皇帝は万里の長城を築いたのだが、

あの長城は、膨大な数の煉瓦でできて

いる。煉瓦を焼くために、黄河流

域の森林が大量に伐採された。

 木材も石油も再生可能エネルギー

も太陽から来る。

 エネルギーの量が人口を決める。

 江戸時代の中心地は江戸だった。江戸時代

後半の江戸の人口は、100万人を超えて

いて、世界最大の都市となっていた。

 近代から高度成長期にかけて、電力会社が

山奥の渓谷に巨大ダムを築いて、大出力

の水力発電所を運営してきた。

 「利益はすべて水源地域のために」

という原則が大事である。

 国産エネルギーの開発が急務となっていて、

小水力発電もその一翼を担っていく。

 水という原材料は、一切輸入することは

ない。すべて、日本国産の原料と技術

による、持続可能なエネルギー

が手に入るのだ。

 近代からポスト近代に移行するこの端境期の

今、安全で、快適で、資金力がある都市は、

小水力発電事業で水資源地域に手を

差し伸べるべきであろう。

 竹村公太郎『水力発電が日本を救う』

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 今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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