歴史家はその暗号に気をつけながら裏を読み解かなければならない 第 993 号

 なぜ、維新の英傑の顔は消されたのか?

歴史作家・望月真司は、一枚の

古写真に瞠目した。

 「島津公(しまづこう)」とされる人物を

中心に、総勢13人の侍がレンズ

を見据えている。

 そして、その中でひときわ目立つ大男……

かつて望月が 「フルベッキ写真」で

西郷隆盛に比定した侍に酷似

していたからだ。

 この男は、若き日の西郷なのか? 写真は

ないとされている西郷だが、この大男

が彼だとしたら、この写真はいつ、

何のために撮影 されたのか?

誰が、何のために合成の

肖像画、似ても似つ

かぬ銅像を造って

まで偽のイメージを植えつけ

ようとしたのか?

 謎を解明するために望月は

鹿児島へ飛んだ。

 歴史にはロマンがある。 

 維新の三傑、西郷隆盛の人気は抜群だ。

 鹿児島だけでなく、東北でも莫迦受けだ。

 上野の西郷さんには明確な意図がある。

 裏に隠された思惑を読むのは難しくない。

 上野の西郷像は、どの確度から見ても

大日本帝国の陸軍大将ではない。

 ぽんと突き出た丸い腹を見て、軍神や

稀代の政治家といったイメージを

持つ人はいないだろう。

 犬をかわいがる、ほのぼのとした

田舎のおじさんといった風情だ。

 もし仮に銅像が勇ましき軍人像なら、

その放つオーラが旧武士たちを

いたく鼓舞し、不穏な

空気が漂う。

 つまり反乱の要となる。

 明治政府が、西郷さんの本当の姿

をほのぼのとした肖像画へ

すり替えたのだ。

 西郷の出世の切っ掛けは、第11代

薩摩藩主、島津斉彬だ。

 大抜擢にあづかるのだが、下級武士の

出世のチャンスは、たいがい庭方

役という役職にある。

 現代風にいえば、社長の個人秘書兼

セキュリティーガードだ。

 秘書であるからには読み書きは必須だ。

 切れ者でなければならない。

 広い知識があって、機をみるに敏で

なくてはならず、セキュリティー

ガード役であるからには腕が

立たなくてはならない。

 頭はビジネス的で、身体は

体育会系が条件だ。

 幕末維新の古文書、手紙、資料を

読む場合、気をつけなければ

ならないことがある。

 当時を想像し、その懐に飛び

込んでみることだ。

 周りはスパイだらけだ。

 漂う緊張感。

 本当のことも書けない。

 したがって障りのある記述は

すべて暗号になっている。

 歴史家は、その暗号に気をつけながら

裏を読み解かなければならない。

 俳人、松尾芭蕉は忍者の古里伊賀の男だ。

 地方を旅し、多くの俳句を残しているが、

異常なまでの速足とこれまた尋常で

ない見聞域の広さから、徳川

の隠密忍者ではなかった

か、という説が昔からある。

 加治将一『西郷の貌(かお)、

         明治政府の偽造史』

  のご購入はこちら↓

   http://amzn.to/OpO860

今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

スポンサードリンク

♥こちら噂の話題満載情報♥

ぜひ、いいね!を「ぽちっ」とお願いします

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)