海千山千の大名たちをまとめ上げた家康は.最強の親分といえる 第 793 号

 東西両軍の兵力じつに十数万、日本国内に

おける古今最大の戦闘となったこの天下

分け目の決戦の起因から終結までを

克明に描きながら、己れとその

一族の生き方を求めて苦闘

した著名な戦国諸雄の人間像を

浮彫りにする壮大な歴史絵巻。

 秀吉の死によって傾きはじめた豊臣政権を

簒奪するために家康はいかなる謀略を

めぐらし豊家安泰を守ろうとする

石田三成はいかに戦ったのか。

 三成を「義の人」と位置づけ主君秀吉の

家系存続のために尽くした忠義の士、ラス

トサムライとして美化している。

 今回の『関ヶ原』は、日本文化の

結晶といえる映画である。

 乗馬、茶道、弓道、武道といった日本の

格好いい伝統に惚れる作品だ。

 石田三成を演じた岡田准一の

乗馬も見事であった。

 彼はかつて先輩俳優から、日本映画で

活躍するには乗馬をマスターせよ、

とアドバイスされた。

 彼はそれを忠実に守り、

乗馬の修行に励んだ。

 今回の映画でも彼が馬に乗り、関ヶ原

の戦場を駆け巡る姿は圧巻である。

 映画の乗馬で、スタントを使うほど、

ダサいものはない。

 前田利家を演じた西岡徳馬

の姿も格好よかった。

 老体であるが威厳があり、

凄みと迫力がある。

 まるであの時代の前田利家は、あのような

姿なのだと、想像力を駆り立ててくれる。

 西岡さんの円熟味を感じさせる演技は、

映画に重厚さを与えてくれる。

 忍びの活躍も、クローズアップされている。

 司馬遼太郎は、もともと忍びや忍者の

小説をたくさん書いている。

 そのため、戦における諜報の

大切さを熟知している。

 いつの時代も、忍びの重要性.はかなさ.匿名性.

トップとの関係など、テーマになる。

 薩摩の島津勢の独自性も描かれている。

 形は石田三成の西軍に属したが、最後

のほうまで戦いには参加せず、

独特の「中立」を保った。

最後に、わずか千名で徳川軍に

中央突破を断行した。

 突撃しながらの撤退戦を展開し、

その存在感を示した。

 これは関ヶ原の戦いにおける一つのビッグ・

エピソードであり、400年後の今でも「島

津の退き口」として語り継がれている。

 「戦略的生き残り」と「名誉」という

相反するキーワードをそれによって

島津は成立させた。

 最後に、なんといっても徳川家康の

大名をまとめる凄さを学べる。

 それぞれの大名、武将は、それこそ数十年

の戦国時代を戦ってきた猛者であり荒くれ

ものであり、アクの強い者たちだ。

 彼らは多くの子分と一族

に対する責任がある。

 一歩判断を間違えれば、一家全滅となる。

 そういった大名は、現代でたとえると、マフ

ィアの親分みたいなイメージであろうか。

 国会議員や県知事などの迫力には

比べようもない。

 忠義だけでは歴史を動かせないことを

証明した戦いでもあった。

 その海千山千の大名たちをまとめ上げた

家康は、最強の親分・ボスといえる。

 戦略、外交、武力、調略のかぎりを尽く

して、関ヶ原という大舞台を仕掛け、

切り盛りしたといえる。

 司馬遼太郎『関ヶ原』(上巻)

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 今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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