満州の首都.実態は諜報活動とアヘン取引を両輪とする極秘特務機関 = 2-1 = 第 922 号

 満州には、「戦後」の

核心が眠っている―。

 策謀渦巻く満州帝国で、最も危険な阿片

密売を平然と仕切って巨額の資金

を生み出した里見甫。

 その謎に満ちた生涯を克明に掘り起こし、

麻薬と金に群がった軍人、政治家、

女たちの欲望劇を活写する。

 今まで誰も解明できなかった王道楽土の

最深部を抉り出した、著者の最高傑作。

 日本の高度経済成長のグランドデザイン

は、かつての満州国を下書きにして

なされたような気がする。

 高度経済成長に向けて号砲を打った

のは、岸信介である。

 その岸が産業部次長として満州に赴任

し、満州開発五ヵ年計画を立て、満州

国の経済政策の背骨を作って、「満

州国は私の作品」と述べたのは

あまりにも有名である。

 世界史的にも類をみない戦後の高度経済

成長は、失われた満州を日本国内に取

り戻す壮大な実験ではなかったか。

 戦後高度成長の象徴である夢の超特急も

合理的な集合住宅も、アジア初の水洗

式便所も、すべて満州ですでに

実験済みだった。

 里見の秘書役だった伊達氏への取材

は述べ30時間あまりに及んだ。

 スパイ時代の名残なのか、伊達はいま

でも、朝日、毎日、読売、日経、産経、

東京の新聞6紙を全部とっている。

 伊達の話は驚きの連続だった。

 どうせ眉唾だろうと思って聞いていて

も、あとから調べてみると、伊達の

話は大筋ではほぼ正確だった。

 満州人脈、上海人脈の名前がこんこん

と湧いて出てくる記憶力の確かさ

にも、驚嘆させられた。

 里見甫は福岡の名門、修猷館を卒業後、

上海の東亜同文書院に進んだ。

 東亜同文書院は、一高、陸軍士官学校、

海軍兵学校と肩を並べる存在といわ

れる、エリート校だった。

 同文書院で有名なのは、徹底

した中国語教育だった。

 中国語で最も難しいのは、日本語の

イントネーションにはない四音

という発音である。

 四音を身につけない限り、本当に中国語

をマスターしたとはいわれなかった。

 同文書院卒業生の進路は、およそ

3つにわかれる。

 外交官、商社マン、ジャーナリスト

の3コースである。

 里見は成績が悪く、名も

無い貿易商社に進んだ。

 佐野眞一『阿片王、里見甫:

         満州の夜と霧』

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今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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