現代落語のバイブルになればよいと思っております第1,228号

 本書は、落語黄金期と言われた三越演芸会

を彩った天才落語家12人の名人にスポッ

トをあて、極めて貴重な名人直筆の

「感どころ」(梗概)から、いか

に名人達の至芸が演じられ

たのかを掘り起こします。

 

 直筆の「感どころ」には、現名人が、

先代の噺家が守り演じ続けた落語

とは違った観点、自分流の笑

いをとるための創意工夫

された噺の筋が記されています。

 

 落語は演じ手も聴き手もそれぞれの心の

中に情景を思い思いに想像し、描き、

イメージを創り上げる噺芸です

そのような裏事情がところ

どころに垣間見られ読

み取れる資料による解説本。

 

 「感どころ」においてのポイントを紹介

させていただくと、志ん生は文章にお

いても感性を重視、文楽は噺のデ

ィティールへのこだわり、

 

 ⇒円生は心理描写及び落語の歴史、三木

助は粋な落語の美学、金馬は己の博識

とあらゆる書物からの落語に対す

る研究、小さんは芸に対する

真摯な姿勢、正蔵は映像

的に噺をとらえている、云々─。

 

 現代の落語家の多くは、噺のルーツを

調べようともせず、無頓着な状態

で落語を語っています。

 

 先人を知ることが、そして先人に対する

尊敬の念こそが伝統芸能を発展させ

る大きな要因だとわたし

は思っています。

 

 わたしを含む現在最先端にいる落語家は

己の感性を信じて好き勝手に演出して

落語を演じているが、先人たちか

ら教えを請う姿勢がなければ

伝統芸能としての落語は

やがて滅んでしまう

のではないかと

いう思いが、

今回の「感どころ」

を読み進めていくうち

に大きくなっていきました。

 

 本書は落語の貴重な資料であると共に、

現代落語のバイブルになればよい

と思っております。

 

 昭和落語の最高峰、また師匠談志

が一番憧れていた落語家。

 

 生の高座を見たことのないわたしでも

落語を聴き始めたきっかけに当然

志ん生師匠は入っています。

 

わたしが一番最初に好きになったのは三代

目金馬師匠、もちろん古い映像ですが─。

 

 今でこそ落語界において昭和の最高峰は

志ん生師匠ですが、当時は文楽師匠へ

のライバル心はあっても、自分の

ポジションがそんなに高いと

ころにあるとは当然思っ

てなく、実際、評価

だって今ほどではなかったと思います。

 

 立川志らく『落語名人芸

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 今年の配信はこれが最後となります。

次回、2019年にお会いしましょう。

 

 今年も1年「生きる・食」をご愛読

いただき、誠にありがとう

ございました!

 

 みなさまもどうぞよい年越しを、

そしてよい年をお迎え下さい。

 

 来年も引き続き、よろしくお願い

申し上げます。

 

今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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