相手が何を恐れているのかに目を向けるんだ 第1,109号

 現実に疲れたなら、ここに帰っておいで。

 「あるがまま」の現実を生きたとき、

人間が求める愛と安堵、そして

平和がある。

 そこで語られる『道(タオ)』という世界

は、人間の本質を的確に見抜いた上で

提示される、もうひとつの世界の

姿であり、 人間の性(さが)を

介入させない「あるがまま」の現実です。

 その存在に気づいたとき、人生

は一変すると老子は説きます。

 「過去」があるのではない。

 「記憶」や「記録」が、

いま、あるんだ。

 「未来」があるのではない。

 「希望」や「予測」が、

いま、あるんだ。

 混乱の時ほど、くつろぎを。

 武力で平和は訪れない。

 力で無理矢理押さえつけたところで、

いずれその力も衰える。

 「無理」は文字通り「理が無い」と書く。

 タオに背いた不自然な振る舞いだ。

 不自然な振る舞いは、早くに

行き詰まるものさ。

 これはなにも大きな戦争などに

限った話じゃない。

 日常における、ちょっとした

いざこざにも言えることだよ。

 仮に戦に勝ったとしても、それを

美談にするようじゃダメだ。

 英雄になってはいけない。

 敵といえど、多くの人を殺してしまった

ことを、悲哀をもって泣く。

 戦いに勝っても、葬儀の作法を

とるんだ。

 川の流れのように

 どんなものであれ、威勢が良すぎると、

かえって衰えるのも早いのさ。

 理にかなってないね。

 不自然な振る舞いは、すぐに行き詰まる。

 掴み所のない人

 本当にわかっている者なら、

多くは語らない。

 わかっちゃいないヤツ

ほど口数が多いのさ。

 タオを生きてる人間なら、

無駄に口を開かない。

 口どころか、目も耳も、

無駄には使わない。

 大きな国を治めるなら、小魚を煮るとき

のように、いたずらにかき回さないことだ。

 つつくほどに、形が崩れてしまうからね。

 大国は、大河の下流。

 すべての流れが交わるそこは、

世界中が慕う女性のようなもの。

 いつの時代も、男が女性に敵わない理由は、

女性が、じっと静かに下手に出るからだ。

 大国だからこそ、ものごし静かに小国

にへりくだって接することだ。

 そうすれば、小国からの

信頼が得られる。

 そしてまた、小国の側もへりくだって

大国に接すれば、大国の信頼を

得ることができる。

 ゆえに、知識に頼って国を治め

ようとすれば、災いを招く。

 頭は物事を複雑にし、ハート

は物事をシンプルにする。

 知識に頼らず国を治める

なら、幸福は訪れる。

 深い慈愛がある人は守りが固く、

負けることがない。

 それは、天もまた慈愛をもって

守護してくれるからだ。

 優れた武士は威圧しない。

 秀でた戦士は怒らない。

 よく勝つ者は争わない。

 上手に人を使える人は、へり

くだることができる。

 これが争わず、人の力を

用いる「天の采配」。

 いにしえから伝わるタオの極意だ。

 兵法に、こんな言葉がある。

 「戦は先に仕掛けず、受け身の立場

を取れ。一歩進もうとするより、

一歩後退せよ」と。

 無い部隊を進め、無い拳を振り

上げ、無い武器を身につける。

 こちらからは喧嘩は売らない。

 それよりも、相手が、何を恐れて

いるのかに目を向けるんだ。

 師匠は水

 この世に、水ほど柔らかく

しなやかなものはない。

 しかし、堅くて強いものを攻める

のに、水に勝るものはない。

 水に代わるものがない。

 しなやかなものが強いものに勝ち、

柔らかいものが堅いものに勝つ。

 世間の人もよく知っていること

だけど、実行できる人は少ないね。

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今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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