相手の話を熱心に心で受け止める姿勢に人は鉄舟の虜になる第1,223号

 新たな資料と取材、そこに若干の想像

力を加えて執筆したものである。

 

 彼は、優れた交渉人、行政マン、経営

者であり、危機管理の達人でもあった。

 

 そんな新たな鉄舟像を軸に、激動の

時代を読み解いていく。

 

 山岡鉄舟と聞いて、どのような

イメージを持つだろうか。

 

 一般的には、禅と書と剣の達人だろう。

また、徳川幕府の幕臣出身であり

ながら、明治天皇の教育係

であり、侍従であった。

 

 江戸城無血開城における勝海舟と西郷

隆盛会談に先立ち、彼が幕府特使と

して官軍に派遣されたことも

思い出すだろうか。

 

 同時に、彼は優れた交渉人、行政マン、

経営者であり、危機管理の

達人であった。

 

 心の奥で理解したことが書となって

表現される。したがって見る

者の心に響く。

 

 鉄舟は生涯を通じ、人の話を熱心

に聞くことによって、相手

を引き付けている。

 

 決して人より新しい思想や考え方、人

より卓越した論理的戦略を口にして

相手を引き付けているわけではない。

 

 なぜか人は鉄舟の周囲に集まる。

 

 相手の話を熱心に心で受け止める姿勢

に、人は鉄舟の虜になるのである。

 

 「武士は胆力を練らなければ、いざと

いう時にうろたえる。胆力を練るため

には剣と禅が一番だ」鉄舟の父が

よく言っていた言葉だ。

 

 鉄舟は、仲間内の加わる余地のない勢い

の議論を、ひたすら教えを乞う

姿勢で聞いていた。

 

 幕臣でありながら反論することなく、

真剣に議論に耳を傾ける彼に対して

彼らの誰もが好意を持った。

 

 彼らは好意を持っただけでなく、鉄舟

の約束を守るという実行力

にも驚かされた。

 

 「晴れてよし、曇りてもよし、富士の

山、元の姿は変わらざりけり」と超越

した心境に云った男が、山岡鉄舟である。

 

 西郷隆盛は、鉄舟のことを、

次のように評している。

 

 「命もいらず、名もいらず、官位も金も

いらぬ人は、どうにも始末におえない。

 

 しかし、あのような始末におえぬ人で

なければ、天下の大事はかたれ

ないものです」

 

 西郷は鉄舟と出会い、のちに彼を若き

明治天皇の教育係に推挙する。

 

 鉄舟は、幼い頃より、四書の素読、

書道、剣術をみっちり学ぶ。

 

 素読は苦手だったようだが、

書道は、得意だったようだ。

 

 

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今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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