純粋な情熱を傾けて一心不乱に取り組むそれに対し神様が知恵を授けてくれる 第1,003号

 ≪宇宙には「知恵の蔵」がある≫

 日本発の国際賞「京都賞」を創設し、

人類社会に多大な貢献をもたらした

人物の顕彰を続ける稲盛和夫さん。

 その真意とは?

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 稲盛 和夫(京セラ名誉会長)

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──これまで105名もの錚々たる方々を

表彰してこられたわけですけど、受賞

者に共通する点は何かございますか?

 皆さん一様におっしゃるのは、画期的な

発明や発見に至るプロセスにおいて、人

知れず努力を重ねているさなか、ある

いはふと休息を取っている時や寝て

いる夢の中で、まるで神様の啓示

の如く、創造的な閃きを与えら

れる瞬間があるということです。

 ひたむきに自分の専門分野の研究に打ち

込んでおられる方というのは、時と場合

によっては、暗中模索だったり、行く

先に迷われたりするかもしれません。

 しかし、京都賞を受賞される皆さんは

そういうことがあっても、まっし

ぐらに進んでおられる。

 一所懸命研究をやっておられる。

 この宇宙には知恵の蔵、真理の蔵という

ものがあって、純粋な情熱を傾けて一心

不乱に取り組むその真摯な努力に対

して、神様は知恵の蔵の扉を開

き、一筋の光明が差すように、

困難や障害を克服するヒン

トを授けてくれるのでは

ないかと思います。

──稲盛名誉会長もまた、仕事を通じて

知恵の蔵の扉を開いてこられましたね。

 私自身も技術者として、経営者として、

長くものづくりに携わってきました

が、偉大な存在を実感し、敬虔

な思いを新たにすることが

少なくありませんでした。

 必死になって研究に打ち込む中で、自分

でも気がつかないうちに知恵の蔵に蓄え

られた叡知の一端に触れ、画期的な

新材料や新製品の開発に成功し、

事業を発展させ、充実した

人生を歩んでこられたと感じています。

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 先達の生き方から学ぶ

      「働き方」「考え方」
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『致知』2018年5月号【最新号】

     特集「利他に生きる」P10

今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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