経営とは詰まるところ稼いだ金と経費との勝負 第 1,954号

本日は、『1日1話、読めば心が熱くなる
365人の仕事の教科書』の中から、経営不振
に陥っていた滋賀ダイハツ販売を再建、
県内トップディーラーに育てられた
後藤昌幸氏のお話をご紹介します。


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「失敗する経営者の条件」

後藤昌幸(滋賀ダイハツ販売グループオーナー)

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長い間いろいろな経営者を見てきましたが、
結論から言うと派手な経営者が失敗し、
地味な経営者が成功するということです。

バブルの時も土地や株に手を出してあぶく銭
を儲けようとした人は皆失敗しましたからね。

「調子のいい時に自惚れず、
 調子の悪い時にへこたれない」

これは経営者の鉄則といえるでしょう。

特に自惚れないということは経営者にとって
より難しいかもしれません。

ですから素晴らしい経営者、
成功している経営者は皆さん謙虚ですよ。
頭を下げるから、いろいろな情報もいただけ
るし、それが成長へとつながっている。

商売とは何よりも日々の積み重ねですからね、
どこまでも地味にやっていく以外にない。
格好をつけていても始まらないんです。

特にいまのような時代には余計な経費を
絶対に使わないことです。

経営とは詰まるところ稼いだ金と経費との
勝負なのですから。


それで、私どもは「たとえ一か月で
あっても赤字を出さない」ことを
信念にやっています。

その信念を貫き、ことあるごとに言い続けて
いると、それがいつの間にか社風になって
しまうんです。


車の販売をやっていると、一年のうちに
売り上げが目標の七割くらい、放っておく
と何千万円という赤字が出る月があります。
ところが私はそれを絶対に認めない。

すると幹部たちが集まって知恵を絞るんです。

この八月などはラーメンやらソーメンやら
餃子の皮やら、いろいろなものを仕入れて、
全社員でそれを販売しましたよ。

一か月でも赤字は許さないという主義で
やっているからそういう発想も生まれる
わけです。


この他に失敗する経営者の条件をいくつか
挙げるとすると、

・売り上げばかりを追って利益を考えない

・含み損を気にしない

・経理がおざなりになっている

・公職が好き

・ゴルフざんまい

・宴会では三次会にも行く

・賭け事が好き

・見切れない

・行き先が分からない


という特徴がありますね。

社員教育に熱心でない経営者もダメです。

その意味では私は社員に「自分はどのような
一生を送りたいのか」という長期的な目標
(戦略)を立てさせ、そのために当面何を
するか(戦術)を考えさせるようにして
います。


戦略が大きいほど大きな仕事ができるし、
戦略、戦術をきちんと立て、実行できる
社員はやはり伸びています。

逆に目標が小さかったり、「今年は今年の風
が吹く」という感覚でいるうちは
大した仕事はできない。

そこで社員には二枚の紙に太いフェルトペンで
自分の目標を書かせています。

一枚は自宅の部屋に、
一枚は会社の皆が見えるところに張らせる。
それを毎日眺めることでやらざるを得なく
なるんです。

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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