経験しない人も多い大病そして大震災という「まさか」を経験 第1,695号

2006年、53歳で突然末期がんを宣告された
松野三枝子さんは、東日本大震災時、津波で
壊滅的な被害を受けた南三陸町の病院に
入院中でした。

間一髪で命を助けられ、
翌日から重篤な体を必死に動かし
炊き出しを開始したところ、
3か月後の精密検査で全身に転移していた
がんがすべて消えていたといいます。

ただいま発行中の『致知』4月号で
松野さんが呼びよせた、
科学では証明できない奇跡に迫りました。

………………………………………………

川の向こう岸は一面、綺麗なお花畑でした。
ただし五分咲き。

「えー、もったいない。満開の時に来てみたい」。

そう思った瞬間、現実世界に引き戻されました。
これが世にいう三途の川だったのでしょう。

当時の私は緊急手術の後、
三日三晩意識が戻らず寝込んでいました。

スキルス性胃がんのステージⅤと診断され、
医師も家族も助からないだろうと諦めかけて
いたら、「この川は渡らない!」と
私が寝言を言いながら奇跡的に目を
覚ましたそうです。

普通の人は五分咲きでも三分咲きでも、
「綺麗ね」と橋を渡っていくのでしょうが、
可愛げのない強気な性格だったことが、
私の生死を分けることになりました。

それから五年後、東日本大震災が襲った時は、
津波で街が全壊した南三陸町の病院に入院中
でしたが、ギリギリのところを助けられました。

余命幾ばくもない自分が生き残り、
前途洋々な若者たちが目の前で
流されていった。

世の無情さに絶望しながらも、
助かった者の務めとして、
翌日から自宅に備蓄していた食材を使って
炊き出しに駆け回っていたところ、
理由は分かりませんが、
三か月後の精密検査で
全身に転移していたがんが完治して
いたのです。

それから八年経ったいまも再発は
していません。

一生のうちに一度も経験しない人も多い大病、
そして大震災という「まさか」を二度も経験
し、共に生き延びることができた奇跡。
そこから教えてもらった命の尊さと、
生きていることへの感謝を日々
噛み締めています。

……松野さんを襲ったがんと大震災、
絶望を生き抜いて学んだ命の尊さとは……。
ただいま非常に大きな反響を
呼んでいる記事です。

詳しくは『致知』4月号をご覧ください。

 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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