自分の周りの基本的なことを整理し手抜きを考える⇒合理的な人間の動きが実現する 第 357 号

 30万人の大組織を変革した強烈な個性は

どこから生まれたのか。

 学生時代、造船屋時代に培われた人生哲学を

率直に語った話題の書。

これがシントーイズムの源流。

 子供の時から、どうも他人から習ったことを

そのまま真似するのが嫌いだった。

 九州帝国大学に入った当時は造船不況の厳しい

ときであり、飛行機のほうに進みたいと

考えていた。

 ところがいろいろ勉強したり、研修で工場を

実際に見学してみると、設計上、飛行機が

寸法でミリ単位、重量でグラム単位で

あるのに対し、

 船はインチとトンが単位で、私のような大雑把な

人間には、どうも飛行機は不向きではないか、

と思うようになっていた。

 専門コースになって、ごく少ない人数になったので、

教室で講義をきくことよりも、教官室で先生の話を

聞くという「寺子屋方式」になることが多かった。

 造船以外の先生方が混じると、先生同士の

学問の話が始まる。

 3年生になると、議論される細部の内容までは

わからないまでも、なんの話かぐらいかは

ほぼ理解できた。

 自分達が習っていることと、先生方の勉強の

レベルとのギャップがどのくらいかも、

わかるような気がした。

 経営とは先輩達から習ったものを、片っ端から

捨てていくことの連続であり、現状をどう

変えるかがポイントである。

 習ってきたものを、ただ直訳的に

導入しても役立つまい。

 経営学を日常の経営に生かすには、よほど

咀嚼して、身につけることだ。

 そういう力があるかどうかで、

経営力に差がつく。

 習って覚えて、真似して実行してみて、具合の

悪いところを修正していくうちに、最初に

習ったことは結果として、すべて捨てて

しまっているものだ。

 経営とは、現実の社会的な動きの中で、自分

の動きをいかにフィットさせるかである。

 現場に潜り込む。

 大学を出て造船会社に入って、最初に配属

されたのは船殻の設計であった。

 毎日仕事をしながら気づいたのは、現場から設計部に

くる文句や催促の多くが、設計部から出す図面の

タイミングに起因するもので、現場の作業の

流れにうまく合わないために、生産工程の

足かせになっていたことだ。

 したがって、設計屋といえども現場を心得て

おく必要があると考えて、不満を聞き

だしてみることにした。

 私は昼食が済んで、みなが将棋や囲碁に夢中に

なっていたときに、現場にもぐり込んで設計

に対する注文、不満を聞きだした。

 現場の人たちからは好き勝手な注文が次々と出て

きたが、そのほとんどは解決できる問題だった

ので、一つ一つの注文に合わせて設計を作り

直し、満足のいくようにやり方を変えた。

 どんな仕事でもそうだが、他人よりも早く

片付くようにうまく段取りすれば、

お得意様からは、「あの人に

頼んでくれ」と指名される。

 指名されることが多くなり仕事が忙しくなれば、

さらに早く段取りできるように工夫するし、

本人だけでなく周囲もその刺激を受ける。

 みなに「能率を上げてくれ」とは

一言もいわなかった。

 ただ「ケガしないように、仕事のやり方を

変えよう」といって始めたのが、安全と

いう観点から徹底的に詰めていくと、

 結局は、もっとも合理的な作業環境の中で、

もっとも合理的な人間の動きを実現

することになる。

 合理化とは極端にいうと「手抜き」

を考えることだ。

 なぜなら手抜きを考えると、自分の周りの

基本的なことをきちっと整理する

ことになるからだ。

 芸のない経営者は経営が苦しくなると、

すぐ「倹約しろ」という。

 鉛筆や紙を倹約するためには、実は事務

処理の流れを合理化することが根本

なのに、そのことに気がつかない。

 真藤恒『習って覚えて真似して捨てる』

   の詳細,amaozn購入はこちら↓

        http://amzn.to/292q764

 今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。 感謝!

スポンサードリンク

♥こちら噂の話題満載情報♥

ぜひ、いいね!を「ぽちっ」とお願いします

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)