花は散っていく!あなたも精いっぱい散りなさい 第1,156号

考えるべきはいかに死ぬか

2 今日の「一日一言」/道は一筋

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 1 考えるべきはいかに死ぬか

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五木 寛之(作家)
   ×
横田 南嶺(臨済宗円覚寺派管長)

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 本誌初対談となる五木さんと横田さん。

 お二人の話は終始ご縁の深い臨済宗

僧侶松原泰道さんとの話を軸

に進んでいきました。

      ─────

【横田】
 いま思い出しても冷や汗が出るんですが

(笑)、私は(松原泰道)先生に色紙

を差し出して、仏教の教えをひと

言で言い表す言葉を書いて

くださいとお願いしましてね。

 有名人にサインをねだるような感覚だっ

たんですが、先生は快く応じてくだ

さり、この言葉をくださったんです。

「花が咲いている/精いっぱい咲いている

 私たちも/精いっぱい生きよう」

 15歳の少年に向けて、仏教の神髄を

ここまで平易に表現した言葉は

ないと思うんです。

【五木】
 その言葉は以前、『致知』で拝見して

私も大変感動しました。これも実

に素晴らしい言葉ですね。

 ただ、私のいまの実感はその逆でしてね。

 松原先生の言葉になぞらえて言う

ならこうなるんです。

 「花が散っていく/精いっぱい散っていく

 私たちも/精いっぱい散っていこう」

【横田】
 あぁ、精いっぱい散っていこうと。

【五木】
 まぁ根がひねくれ者ですから、そう考え

るというのもあるんですが(笑)。

 これからは高齢化社会でしょう。日本では

この先、何100万人という団塊の世代

が一斉に75歳以上になり、連日

嵐のように世を去っていくわけです。

 ですから、死というものをどう受け

止め、それにどう対処していくか。

 この問題が、いまの日本人の一番大きな

命題だと私は思っているのですが。

【横田】
 確かにそれは大事な問題

だと私も思います。

【五木】
 最近、『君たちはどう生きるか』という

本がコミックになってベストセラーに

なっていますけど、それどころ

じゃないだろうと(笑)。

 いま真剣に考えなければならないのは、

いかに死ぬかがテーマだろう、と

いうのが率直な気持ちなんです。

 どんな美しい花もいずれ散っていく。

ならばどうすれば精いっぱい

散っていけるのかと。

 もちろん花には咲くと散るの両方が

あって、15歳の少年はこれから

精いっぱい咲いていかな

ければならない。

 けれども私のように80代も後半になり

ますと、どうしても散っていくこと

のほうに関心が向いてしまうんです。

 松原先生は、15歳の横田少年には「精

いっぱい咲きなさい」と説かれたけれ

ども、私がもしいま松原先生に

お目にかかったら、「花は

散っていく。あなたも

精いっぱい散りなさい」って

おっしゃったかもしれませんね(笑)。

      ─────

 限りある命をどう生きるか──

お二人の対談には興味が尽きません。

 『致知』2018年10月号【最新号】

       特集「人生の法則」P10

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 2 今日の「一日一言」/道は一筋
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 若い頃、私は「進むべき 道は一筋

世のために我慢頑ばり 今日も

あしたも」などという歌を

つくって、これを座右

の銘としたことがある。

  『平澤興一日一言』より

今回も最後までお読みくださり、

             ありがとうございました。感謝!

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