覚悟の決まっている人と決まっていない人の差ですよね 第1,141号

1 大空襲のど真ん中を生き抜いた料理研究家

2 今日の「一日一言」/平澤 興

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1 大空襲のど真ん中を生き抜いた料理研究家
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 辰巳 芳子(料理研究家)

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 料理研究家として93歳のいまも

全国を駆け回る辰巳芳子さん。

 国の行方に寄せる思いは一方

ならぬものがあります。

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──昔はどこの家庭にも神棚が

あるのが当たり前でした。

 それはとても大事なことで、神仏を

念じる心を持たせることは、その

子の人生を助けます。

 というのも、私、戦争末期の大空襲の

時に、そのど真ん中にいたんですよ。

 2時間あるかないかの間に500キロの爆

弾が、90発も一気に落っこちてきた。

 なぜ90発だと言えるかっていうと、空襲

が終わった後に爆弾の落ちた穴を

数えて歩いたからです。

──よくご無事でしたね。

 私は防空壕の中で伏せていましたけど、

爆風が風を切る音ってすごいものです。

 それこそナンマンダブじゃないですけど、

私はマリア様を念じて、空襲が終わる

のをひたすら待っていました。

 私のすぐ隣に名古屋大学の物理学者が

伏せていらしたけど、がくがく震

えているだけでした。

 それこそ物理学者であれば、爆風をどう

避ければいいか、物理学的に考えて助

けてくれるかと思っていたけど、

全然ダメでしたね。

──辰巳さんのほうが、よほど腹が据わ

られていたようですね。

 震えていなかったのは私ともう一人、

義侠心溢れるお爺さんだけでした。

 その方は防空壕の扉が飛ばないよう

に、必死になって扉に張りつい

てくれていたんです。

 やはりそういう時に本当の

裸の姿の人間が出てくる。

 つまり覚悟の決まっている人と決まっ

ていない人の差ですよね。

 自分中心に考えるのではなくて、自分

を空っぽにして「ナンマンダブ、ナン

マンダブ」と念じることができる

人は、どんな状況にあっても

何とか持ちこたえられると思いますね。

 なぜこういう話をするかと言うと、いま

は国際情勢が厳しいだけに、爆弾が落

ちてくるかどうかは別にしても、

私たち日本人が不測の事態

に直面する可能性は

十分にあると思うんですよ。

 ところが、この国はどこまで行っても

持たざる国です。資源が乏しい。

 その中にあって持とうとすれば持てる

もの、それが米と大豆です。

 これは日本人の勤勉さによって、何とか

維持していかないと国を支える

ことができません。

 でも、その2つがあれば、日本人はどん

な苦労だって乗り越えていけるだ

ろうと私は思っている。

 だからこそ、私は「良い食材を伝える

会」を立ち上げ、「大豆100粒運

動」を続けてきたんです。

 ですから「大豆100粒運動」に関して

言えば、大豆のことなら任せてくれ

っていう人間を5万人はいるよう

にしておきたいですね。

──50万人ですか。

 そう。為すことを知らずっていう人間

しかいなかったら、もしもの時に

蜂の巣を突いたようになって

しまうだけです。

 でも、土を見て、豆を手にした時に、豆

なら蒔けるじゃないかって思える人間が

5万人いれば、それが国を落ち

着かせられる。これなのよ、私の狙いは。

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 本誌では若くして大病を患いながらも

料理研究家としての道を切りひらいて

こられた道のりを、お父様の思い

でも交えて語られています。

 『致知』2018年9月号

       連載「生涯現役」P100

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2 今日の「一日一言」/平澤 興
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 よく見ましょう。よく見れば、もう

至るところに美があります。

 人生にもまた、至るところに感謝

すべきものがあるし、美しいもの

があるだろうと思います。

        『平澤 興 一日一語』

今回も最後までお読みくださり、

             ありがとうございました。感謝!

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