誰もが『大風呂敷』を広げられるようになるための方法 第 613 号

 著者はまえがきで孫正義と松下幸之助に対して

下記のように述べている。

 私はこの二人に共通するのは「大風呂敷」の

思想であると考えている。

 「失われた20年」を経て、復活を目指す日本に

必要なのは優れたリーダーだ

 それも世界に通用するスケールを持った

「大風呂敷」を広げられるリーダーである

 スプリントの買収、アジアスーパーグリッド構想……

止まることを知らない孫正義の驀進を支える男

だからこそ書けた「大風呂敷」のすすめ。

 わたしは以前、ソフトバンク社長室長を務めていた。

 その前は、衆議院議員であった。

 2005年9月の郵政解散総選挙で3期9年間務めた

議席を失った私は、その年の11月からソフト

バンク社長室長となった。

 そこでは、「孫正義の懐刀、知恵袋」

と呼ぶ人もいる。

 ソフトバンクに入社したのは、「瀬島龍三さんの

ような企業参謀、やがては国家参謀になりたい」

ということからだった。

 わたしが瀬島龍三氏に直接教えを受け、「参謀」

という生き方に魅力を感じたのは、松下

政経塾に学んだ縁である。

 松下幸之助と孫正義という2人の間には、

共通する経営者としての発想がある。

 卓越した先見性に基づき、100年単位の

スパンで壮大なビジョンを描く。

 ビジョンで夢を終わらせず、実行する。

 そして、視線の先には単なる営利でなく、

世界を変えるという志がある。

 わたしはこの2人に共通するのは、「大風呂敷」

の思想であると考えている。

 「大風呂敷」とは、多くの人が実現不可能と思う

高い目標を掲げることを意味する。

 しかし、それが大風呂敷のままで終わるか、

現実的な目標に変えてしまうかは、掲げる

人間の「実現力」による。

 では実現力が人並みなら、大風呂敷を

広げないほうがいいのか。

 普通の人が孫正義の真似をしても意味はないのか。

 そうではない、と私は思う。

 長期的、多面的、根本的に考えれば大風呂敷になる。

 孫さんはよく、「頭が干しきれるまで考えよ」

と部下に言う。

 このアドバイスは、「誰もが『大風呂敷』を広げ

られるようになるための方法」でもあろう。

 グーグルのCEOだったエリック・シュミット

はこう言っている「我々の目標は、

世界を変えることだ。

 金を稼ぐのは、その費用を手に入れる

ための手段に過ぎない」

 GEのCEO、ジェフリー・イメルト

はこう言った。

 「GEで働けば、歴史を作り上げることができる」

 世界の経営者、特にアメリカの巨大企業のトップ

たちは、莫大な利益の追求とともに、必ず地球

規模の課題への取り組みという目標を持っている。

 スプリント買収の際は、ワシントンのロビイスト

に会った。

 現代的なオフィスを構え、コンサルティング・

ファームさながらのプレゼンを駆使するロビイスト

は、日本の政界で目にするいわゆる「口利き屋

さん」とはずいぶん違って見える。

 だが、彼らとほんの数分話しただけで、ワシントン

も永田町と同じ論理で動いていることが、

私には分かった。

 なぜ大風呂敷を広げるとまわりが支援して

くれるのか。

 ソフトバンクには多くの資金と人材が集まる

 もっと大きな例でいえば、アメリカのシリコン

バレーには、世界中の投資家やエリート

が集まってくる。

 これは「世界を変える」という「大風呂敷」

が、広げられているからこそなのである

 繰り返すが、地道な努力はもちろん必要である。

 それプラス、いよいよ勝負というときには

「ワープ」が、必要なのである。

 ソフトバンクの営業力は凄い。

 具体的にどんな手法を使っているかは、トップ

シークレットだから明かすわけにはいかないが、

国会議員だった私が「こんなふうにやれば

選挙でも必勝だろう」と舌を巻くほどのものだ。

 だが、それだけの営業力を持ちながら、営業

スタッフの力だけに頼らないのが孫正義だ。

 大きく広げ、細事にこだわる

 大志を抱いている者ほど小さな物事にも力を

尽くし、遠大な考えを持っている者ほど、

細かいことを疎かにしない

 GEのイメルトは、こう言った。

 「今日の激変する世界で成功を左右するのは、何を

知っているかではなく、どれだけ早く学べるかである」

 大いなる素人集団のなかで、孫さんは率先して

猛スピードでその分野について学び、まずは

グループの専門家になってしまう。

 そして、戦略のグランドデザインを描き、

具体的なアクションを起こす。

 社長がこれだけ勉強しているのだから、部下も

必死で後を追わないわけにはいかない。

 誰もまだ成し遂げたことのない、前代未聞の

挑戦なら、無理だと思ってしまうかもしれない。

 だが、よその国ではすでに成功例がある、あるい

は、先人たちはもっとすごいことを実現した、

と先行する成功例に目を向けることで、

「自分にもできるのではないか」

という発想が生まれてくる。

 そうなると、人は自然に、「どうすれば

できるのか」と考えはじめるものだ。

 大風呂敷の背景にあるのは、次のような原則だ。

1.目標は高く明確に。逆算方式で行動せよ

2.時代に乗って実現力を手に入れよ。

3.リーダーとしての職人芸を磨くべし。

4.ただ一つの「成功のコツ」を心得よ

5.大風呂敷は思想からはじまる。

 大風呂敷を実現するためには、たくさんの人を巻き

込み、応援と協力を取り付けなくてはいけない。

 そのとき、大風呂敷のビジョン自体が魅力的

あることは当然、必要だ。

 もう一つ大切なのは、それが人々の想像力に

訴えかけるリアリティを持つことである。

 実現が簡単か困難かは別として、その目標を

リアルに思い描けなくては人は動かない。

 その助けとなるのが数値である。

 長期的な目標をリアルに描き、それを実現する

ために今、何をすべきか考える。

 これが「長期ビジョン逆算方式」である。

 真剣に考えれば、目標は明確な長期ビジョンとなる。

 それは目標の実現に向けていつ、何をすればいい

のかを知るための最も簡単な方法である。

 世界を変えるためにはリソースが必要である。

 人、モノ、金を集めなくてはいけない。

 どれだけリソースを集められるかは、

「大風呂敷」の実現力に直結する。

 リーダーとしての職人芸を磨くべし。

 経営者はさまざまな分野の専門家を

束ねて事業を運営する仕事だ。

 同時に、人心を掌握し、プロジェクトを指揮

する一つの専門職だと見ることもできる。

 嶋聡

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今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。感謝!

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