金銭に執着しない生き方が粋だという価値観もあった = 2-1 = 第1,626号

 お金は変わる。そしてなくなる。ビット

コインが目指した自由。イーサリアム

がもたらす大変革。そして訪れる

僕らとお金、組織との新たな

関係とは? 堀江貴文が説く、

仮想通貨と「これからの経済学」

 「分散型台帳技術」とも言われるブロック

チェーンは、最初のビットコインが生み

出されてから、今に至るまでの

全取引の記録台帳である。

 ビットコインには、取引台帳を独占的に

管理している個人や組織は存在しない。

台帳は誰でも見ることができる。

 各ノードはボランティアでブロックの検証

作業を行っているのではない。ハッシュ

関数を用いた大量の計算を繰り返す

ことで、最初にブロックの検証

に成功したノードに、ネット

ワークから新たに発行さ

れたビットコインが

与えられるという特典がある。

 この作業を金鉱からのゴールドの採掘に

喩えてマイニングという。ビットコイン

は、マイナーたちによるマイニング

作業によってのみ新規に発行される。

 ビットコインは、2008年秋にサトシ・ナカモト

が、技術者コミュニティのメーリングリストに

投稿した「ビットコイン:P2P、電子マネー

システム」と題された、PDF10ページ

にも満たない論文をきっかけに誕生した。

 サトシ・ナカモトの初期論文に描かれた

ビットコインの仕組みは、リバタリア

ン(自由主義者)の思想背景と合致し、

彼らが初期の熱心な支持者になった。

 「何百年か続いた国民国家とか、そういう

概念をガラガラポンしたいよね。国が全部

決めるのって、なんかもうダサいよね」

リバタリアンの思想を一言で表現す

るのは難しいが、僕はビットコ

インの始まりは、こんな心理

だったんじゃないかと想像している。

 ヴィタリック・ブテリンという異能

17歳で出会ったビットコイン。

 僕がイーサリアムの存在を知ったのは

2014年の春だ。本書でも監修をお願

いしている大石哲之さんのブログ

記事を読んだ時のことだった。

 正直、身震いを覚えた。もちろん、それは

儲かるとか、円やドルの代わりになる

といった単純な理由ではない。

 活動拠点はネットワークの世界。従業員は

世界中に散らばり、報酬はすべて仮想通貨

で支払われば各国の管理下にある銀行

口座を持つ必要もない。

 堀江貴文『これからを稼ごう、

     仮想通貨と未来のお金の話』

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 今回も最後までお読みくださり、

   ありがとうございました。感謝!

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