魂に情熱の火をつけ自分の力を最大限引き出してくれる人に会う 第 541号

 一介の英語教師から身を起こし、50歳にして

プロの音楽家に転身した異色の指揮者を

ご存じでしょうか。

 青年期から苦しめられた躁うつ病を克服し、

幾度の困難を音楽の力を信じて乗り越

えてきた根本昌明さんです。

 その命懸けの演奏は、聴衆の心だけでなく

オーケストラや合唱団のメンバーの魂にも

火つけるだけの迫力があるそうです。

 ”一音入魂„に徹した指揮者の半生を、本誌

では5ページにわたって取り上げています。

───────「今日の注目の人」───

☆ 最高の感動は命懸けの情熱から ☆

    根本 昌明(指揮者)

───────────────────

 この一、二年で、プロの演奏家や声楽家が、

ぜひ私と一緒にやりたいと集まって

きているんですよ。

 しかもプロの中でも、精鋭と言われている

方々ばかり。

 彼らは本当に音楽が好きで音楽家になって

いて、一番深いところにある魂を震わせる

ような演奏をしたいと願っている。

 彼らが言うには、その魂に情熱の火をつけ、

自分たちの力を最大限引き出してくれる

ものを、私が持っていると。

──あぁ、根本さんの情熱がプロの

 演奏家の心を動かしたと。

 やはり本気になって演奏したいという人達

が集まってくれるのは嬉しいですね。

 よく野球では一球入魂という言葉を使い

ますが、私は音楽家として”一音入魂„の

つもりでずっとやってきました。

 ベートーヴェンが最晩年に書いた楽譜

には「心から心へ」と書かれています

が、心というのは感情なんですよ。

 だから私は一音一音に心を込める、つまり

喜びや感謝など様々な感情を一つ一つ

の音に込めてきました。

 体全体から滲み出てくる音楽への深い愛情、

情熱、そして命を捨ててもよいという

くらいの音楽に帰依する気持ちが

あれば、それは自ずと人に伝わるんですね。

──まさに根本さんは情熱の塊のような

 方ですね。

  ※そんな根本さんの波瀾に満ちた

  半生は本誌でどうぞ!

 『致知』2017年2月号

       特集「熱と誠」P46

 今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。感謝!

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