親指パワーを引き出せ!元気な脳のつくり方 第 126 号

脳を少しでも若返らせたい──。

誰もが願うことだと思いますが、それが実際に

できるのであればぜひ試してみたいですよね?

認知症専門が説く、親指と脳の不思議な関係に

注目です!

────────『今日の注目の人』──

◆ いつまでも元気な脳のつくり方 ◆

長谷川 嘉哉(認知症専門医)

───────────────────

脳を若返らせ、健康な生活を送るためには、その

“意欲”が極めて重要な鍵を握っています。

多くの認知症患者さんを診察するうちに分かった

のは、意欲の低下に合わせて、脳の機能低下が

本格的に始まるという事実です。

必ずしも認知症だから意欲が低下するのでは

ありません。

若い頃と比べて、「何となくやる気が湧かない」

「何をするにもおっくうになった」と感じる人は

多いのではありませんか。

退職間際まで活躍していた人が、退職後に急激に

老け込んでいくというケースは多く見られますが、

それは現役時代に比べて、脳への刺激が少なく

なったことが要因です。

筋肉などが長時間使われなかったため、萎縮し機能を

失うことを「廃用」と言いますが、それと同じく脳も

刺激を受けないままでいると、対応する部位が廃用に

陥り機能低下を引き起こすのです。

そのような研究をもとに、私は認知症の患者さんの

治療に親ゆびを刺激する“脳リハビリ”を取り入れて

大きな成果を得てきました。

例えば、物忘れが目立つようになり、ご家族とともに

当院を受診された75歳の元経営者の方のケース。

診断結果は早期認知症でしたが、治療に親ゆび刺激法を

取り入れたところ、3か月程度続けた頃から、表情が

明るくなり、言葉数も増えていったのです。

現在では、自ら散歩に出掛けるようになり、経営されて

いた工場にも顔を出し、同業者の集まりにも参加される

までに回復されています。

また、認知症が進んだ患者さんであっても、当院では

約8割の方が症状の維持、もしくは「言葉数が多くなった」

「食事で好き嫌いを言うようになった」などの改善が

見られました。

検査で脳の萎縮が見つかったといって諦める必要はないのです。

 それでは、私が実際の診療経験から開発した親ゆびのパワーを

引き出す「親ゆび刺激法」をいくつかご紹介していきましょう。

・親ゆび曲げ刺激法

・親ゆび開いて閉じて刺激法

・親ゆびタッピング法など、具体的な方法はイラスト付で

分かりやすい本誌をご覧ください!

        『致知』2016年4月号 連載「大自然と体心」P134

  今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。 感謝!

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