大きな心で抱きかかえることを学ぶ 第 117 号

毎号、古今東西の名著を読み解く

今回取り上げられたのはサン=テグジュペリ作の

名作『星の王子さま』です。

王子が一輪の花に抱いた思いから

伝わってくる本当の愛や絆とは──

────────『今日の注目の人』──

◆ ただあなたがいてくれるだけで ◆

鈴木秀子(文学博士)

───────────────────

私たちの人生や仕事でも、感情に振り回され、

欲得に目が奪われている限り、

本当に大切なものは見えてきません。

私の知人でニューヨークに住む女性がいます。

娘さんが発達障碍の一つである

アスペルガー症候群と診断された時、女性はなかなかそれを

受け入れることができませんでした。

自分が病気の子を育てるなど

全く想定していなかったからです。

しかし、何事も飾らずに本音でぶつかってくる

娘さんと日々接する中で、女性はお互いの違いを認め合い、

大きな心で抱きかかえることを学びました。

そして、本音で関わった分、

親子の絆、信頼は他の誰よりも深くなり、

濃密な家族の時間を

過ごすことができるようになったのです。

そこに湧き上がるのは、障碍の有無を大きく超えた

「あなたという存在は、

 ただいてくれるだけでありがたい」

という本当の愛情です。

王子(星の王子様)が

一輪の花に対して抱いた思いも、おそらくそのようなもの

ではなかったでしょうか。

「おれたちは、もう、おたがいに、

 はなれちゃいられなくなるよ。

 あんたは、おれにとって、この世でたったひとりのひとになるし、

 おれは、あんたにとって、かけがえのないもの」

というキツネのセリフもまた、本当の愛や絆とは

何かを教えてくれています。

「一粒の雨の音に心を留めてみよう。

 ……。

  月刊誌『致知』 2016年4月号  連載「人生を照らす言葉」P110

                 今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。 感謝!

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