昔ながらの伝統海塩で元気を取り戻す 第 185 号

「高血圧になる」「胃の粘膜が荒れてがんになりやすい」

 このような情報が溢れ、塩は体に悪いというのが、いまや

日本人の常識になっています。

しかし、本当にそうでしょうか?

 実際、1988年に実施された国際的な調査研究では、

食塩の摂取量と血圧との相関関係は導き出せませんでした。

 食用塩研究の第一人者である寺田牧人さんが語る

「塩は健康の天敵というウソ」とは――。

┌───────今日の注目の人─────────┐

  「昔ながらの伝統海塩で元気を取り戻す」

  寺田牧人(NPO法人日本食用塩研究会)

└───────────────────────┘

 塩と聞いてたいていの人が思い浮かべるのは、イオン

交換式という化学工業的な製塩法でつくられた純度の高い

塩化ナトリウムのことだと思います。

 しかし私がここで人体に不可欠な塩と主張しているのは、

日本で有史以来つくられていた伝統海塩のことです。

 伝統海塩は、海水を天日で濃縮し、平釜で結晶させて

つくられた塩で、ナトリウムばかりでなく、カルシウム、

マグネシウム、カリウムなどのミネラルをバランスよく

含んでいます。

 そしてそのバランスは、人間の血液のミネラルバランス

に近いのです。

海は地球の生命の源です。

 人間は遙か昔、太古の海で発生した単細胞生物から

進化を繰り返して誕生しました。

 その体内を流れる血液やリンパ液など体液の成分は、

太古の海の成分と同じであり、海水を構成する水と塩は、

私たちの生命に不可欠な母なる海のエキスなのです。

 しかしながら、現在主に流通しているイオン交換式の

製塩法でつくられた塩は、「塩とは塩化ナトリウムである」

という定義のもとに、他のミネラル分が削ぎ落とされており、

母なる海のミネラルバランスを保持した伝統海塩とは似て

非なるものなのです。

 昭和46年、法律によって、日本で伝統的に行われてきた

塩田式の製塩法が廃止され、全面的に化学工業的なイオン

交換式の製塩法に切り替えられました。

 これは経済成長を背景に、主に瀬戸内海に広がっていた

塩田を臨海工業地帯に転換するとともに、天候に左右

される農耕的な製塩業を、屋内で省スペースで展開できる

近代産業に進化させていこうとする配慮があったのです。

 しかしながら、伝統海塩を摂取することの重要性を知る

私たち消費者グループの有志や、心ある学者の方々によって

自然塩復活運動が始まり、平成9年に塩専売制度が廃止

されると、市場にかつての伝統海塩も出回るように

なりました。

 塩化ナトリウム純度が低く、ミネラルバランスのよい

昔ながらの伝統海塩は、高血圧症の原因になったりは

しません。

「塩を摂り過ぎると高血圧になる」というのは、

正確には、

「高純度塩=塩化ナトリウムを偏って摂り過ぎると

 高血圧症になる可能性がある」

ということです。

 つまり、塩化ナトリウムのアンバランスな過剰摂取こそが

問題だったのです。

 大切なのは、他のミネラルとのバランスであり、特に

ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの

バランスが重要です。

 塩の害をいうなら、塩化ナトリウムの単独過剰摂取こそ

問題にすべきなのです。

 これから購入する塩が、ミネラルバランスの整った

伝統海塩か否かを判断するには・・・

  * *

その見極めの方法とは?

さらに、理想の健康状態を保つ

「伝統食育の食生活指針」とは――。

『致知』 2014年11月号  連載「大自然と体心」

                                                    P130~P132

     今回も最後までお読みくださり、ありがとう

                ございました。 感謝!

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