そのおかげで僕も仕事に張り合いがでました 第 223 号

 特撮音楽と呼ばれ、数々のアニメ作品も

手掛けてこられた作曲家・渡辺宙明さん。

 そんな渡辺さんの人生最大の転機と

なった出来事をご紹介します!

────────[今日の注目の人]───

◆ 運命の分かれ道 ◆

渡辺 宙明(作曲家)

───────────────────

──映画音楽家としてそれだけ活躍されて

いた渡辺さんが、アニメ特撮を手掛ける

ようになったのはおいくつの頃ですか。

 47歳です。だいぶ遅いでしょう。

もうその頃は映画の仕事を100本

くらいやっていました。

──どういうきっかけでアニメ特撮

の仕事に?

 それが当時は東映とも仕事をしていて、

新しい仕事のお願いに行ったら、しば

らくして「決まったよ、今回はSF

だ」と言うんですよ。

僕はてっきり大人のSFかと思ったら、「人造

人間キカイダー」だと言うので、何だ

これは子供のものかと。

──すぐに受けられたのですか。

 その時は「何だ子供のものですか」って

口に出して言っちゃったんですよ。

 そうしたら、担当者が「何を言ってるん

ですか、子供向けのほうがいいんですよ」

なんて言うものだから、半信半疑では

ありましたけど一所懸命やったんです。

 そうしたら、確かにその担当者の

言うとおりだった。

 何が違ったかというと、

反響が全然違うんです。

 それまで映画の仕事を多くやって

きましたけど、ファンレターを

もらったのは一回だけ。

 ところがアニメ特撮を始めたらファン

レターはわんさかくるわ、先生の

ところに遊びに行きたいと電話

はかかってくるわで、最初は

びっくりしましたよ。

 でも、そのおかげで僕も仕事に

張り合いがでました。

 ですからそこからが自分にとって、第二

の音楽人生の始まりでしたね。

──もしその時に子供向けの仕事だからと

断っていたら……。

※一つの転機を迎え、作曲家として新たな

道を歩み始める渡辺さんが、語る

人生で大切なこととは?

 この続きは本誌でどうぞ!

 『致知』2016年5月号 

           連載「生涯現役」P100

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

           ございました。 感謝!

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