夢に向かって爆走する桁外れの野心家 = 2-1 = 第 255号

 スティーブ・ジョブズを超える、

いま全米一有名な男。

 スタンフォード大を2日で辞めてペイ

パルを興し170億円を得て、ロケット

会社(スペースX)、電気自動車会社

(テスラモーターズ)を立ち上げ、

民間初の宇宙ロケットで国際

宇宙ステーションドッキングに成功。

 世界最速のスーパーカーも発売。

 電気自動車、太陽光発電(ソーラー

シティ)で環境を守り、宇宙ロケッ

トで人類を火星に送り込む……。

 彼は稀代のホラ吹きか、

未来への先導者か! ?

 イーロン・マスクについて描かれた

世界初! の書籍。

 自動車王のヘンリー・フォード、石油の

世紀を築いたジョン・ロックフェラー、

そしてパソコンで未来を創ったス

ティーブ・ジョブスなど、天才

経営者や偉人は数々登場してきた。

 しかし、その誰をも凌駕する桁違いの

発想と、比類なき行動力を持ち、アメ

リカ大統領以上に世界中がいま

注目する人物がいる。

 それがイーロン・マスクだ。

 宇宙ロケット、電気自動車、

そして太陽光発電。

 この3つの先端産業で革命を起こそうと

挑んでいる異色の経営者である。

 イーロンが異色なのは外見ではない。

 彼が、金儲けのだめではなく、人類を

救い、地球を助けるために会社を

起こしていった点であった。

 アメリカのペンシルベニア大学で物理学

と経営学を学んだイーロンは、スタン

フォード大学の大学院に進学した

が、たった2日で辞めて、ソ

フト制作会社を起業。

 その後、ペイパルの母体を築き、ペイ

パル社売却で170億円を手にした。

 彼はロケットを従来の10分の1という

激安な製造コストで作り上げた。

 これだけでも驚くが、イーロンの視線

は遥か彼方を目指している。「人類を

火星に移住させる」これこそが

彼の究極のゴールだ。

 大きなことをいう奴ほど、現場の

実態など知らないものだ。

 しかし、イーロンは違っていた。

 ロケットに使う材料や溶接方法に至る

まで細部を知り尽くし、その上で

ロケット開発に挑んでいた。

 彼の卓越した能力の一つは、成功を

単なる「点」ではなく、「線」

で捉えることにある。

 振り返ると、大学生時代のイーロンは

たびたび、「人類の将来にとって最も

大きな影響を与える問題は一体

何か」と考えていた。

 そして、辿りついた結論が、「インター

ネット、持続可能なエネルギー、

宇宙開発の3つ」だった。

 彼の資産は、今や約8000億円と言われる。

 1971年、南アフリカの裕福な家庭で

生まれたイーロン・マスクは、幼い

ときから本が大好きだった。

 弟たちがおもちゃに夢中になるのを

よそに、「ロードオブザリング」

や「銀河帝国の興亡」に熱中

し、本を読みふけった。

 8歳でブリタニカ百科事典を全巻読破、

小学校の高学年になると10時間も本

を読みふけることさえあった。

 10歳のときに彼は小遣いを貯めて、

足りない分は父に出してもらって、

念願のパソコンを購入した。

 そして、プログラムの教科書を手に

入れ、独学でマスターしていった。

竹内一正

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今回も最後までお読みくださり、

  ありがとうございました。 感謝!

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